うーん・・・。しかし困った。最近本当に時間がない。それもこれも
サッカーの影響なわけですが、これだけ落ち着いて競馬を見る機会がなくなると、このブログの存続どころか、競馬自体を続けていけるのか不安になってきます。
*表1. スプリングS過去5年の時計比較
| 年度 | 状 | 勝ち馬名 | 時計 | 上り | 前3F-5F-後3F |
| '07 | 良 | フライングアップル | 1.49.0 | 35.8 | 36.0-59.9-36.7 |
| '06 | 良 | メイショウサムソン | 1.48.9 | 36.2 | 36.9-60.3-36.4 |
| '05 | 良 | ダンスインザモア | 1.47.3 | 34.5 | 35.7-59.7-35.4 |
| '04 | 稍 | ブラックタイド | 1.48.3 | 35.2 | 36.0-59.7-36.2 |
| '03 | 良 | ネオユニヴァース | 1.48.2 | 34.7 | 35.5-60.1-35.3 |
| '02 | 良 | タニノギムレット | 1.46.9 | 34.5 | 34.7-58.9-35.5 |
勝ち時計の1.49.0は過去5年のこのレースと比較すると、最も遅い時計での決着でした。前半のペースもそれほど速いわけでなく、それでいてレースの上りも最も掛かっているわけですから、例年と比較した中で時計的な価値を見出すのは難しいと思われます。
さてそれでも今年の勝ち時計と、後の2冠馬メイショウサムソンが勝った昨年の勝ち時計を比較してみれば、じつは0秒1しか差がないことに気が付きます。そういった意味では、一見レベルが低く思われるこのレースにも、本番での巻き返しの可能性は残されていると考えて良いのでしょうか?それを検証するために、今年と昨年の内容を、当該週に行われた他の芝1800戦と比較してみましょう。
*表2. スプリングS当該週の芝1800時計比較
| 年度 | スプリングS | フラワーC | 古馬1000万下(牝) |
| 時計 | 上り | 前3F-5F-後3F | 時計 | 上り | 前3F-5F-後3F | 時計 | 上り | 前3F-5F-後3F |
| '07 | 1.49.0 | 35.8 | 36.0-59.9-36.7 | 1.49.6 | 35.9 | 36.4-61.0-35.9 | 1.48.3 | 36.0 | 36.7-60.2-36.2 |
| '06 | 1.48.9 | 36.2 | 36.9-60.3-36.4 | 1.48.9 | 35.5 | 35.5-59.3-37.2 | 1.50.9 | 35.8 | 38.3-62.1-36.5 |
まず前日に行われた3歳牝馬限定重賞、フラワーCとの比較です。同タイムでの決着となった昨年に比べると、今年の場合は一応勝ち時計の面では先着しています。しかしそのフラワーCの時計自体が、今年の場合は昨年より0秒7も遅かったことを見落としてはいけませんし、前半5F通過時点で1秒1もあった時計差が、最終的には0秒6差とほぼ半分にまで縮められていたことも見落とせません。昨年は同タイムだったとは言え、前半で1秒もの遅れがあったのを最終的に追いついたわけですから、内容面では断然上だったと考えて良いでしょう(まして昨年のフラワーCの勝ち馬は後の桜花賞馬キストゥヘヴンですし)。
同日の古馬1000万下戦との比較では、今年は前半5F通過時点で0秒3あったアドバンテージを、最終的には逆に0秒7逆転されてしまう内容。後半の800mだけでちょうど1秒ひっくり返されたことになります。昨年は1秒8のアドバンテージを2秒差に広げてのゴール。こちらの比較でもやはり昨年の方が内容的に上に思えます。
結果的にここまでの成績が示すとおり、重賞実績豊富なフライングアップルの順当勝ちという恰好。時計面でもの足りなくとも、戦ってきた相手が違ったということでしょう。それだけにこの時計内容でフライングアップルにまとめて負かされた他の馬たちは、本番では一銭たりとも不要だと結論付けてしまって良いと思います。
問題なのはその勝ち馬の扱いです。昨年のスプリングSの内容は、今年と比較すれば優勢ではあるものの、それまでの年と比較すれば明らかに一枚落ちの内容でした。しかしそれが終わってみれば皐月賞、ダービーとあの結果。昨年の
皐月賞回顧でも書きましたが、直前のスプリングSの内容だけ見れば(
参照)、あのレースからの組は消しが妥当だったと今でも思います。しかしあの馬たちにはきさらぎ賞という能力を証明するレースの実績があったわけで、そこで拾わなければいけなかったと反省したことが思い出されます。
今年のフライングアップルも
共同通信杯の内容は注目すべきところがありましたから、このレースの結果だけで「皐月賞では不要」と結論付けるのは危険な気がします。格落ちの相手にはきっちり勝てるあたりは能力上位の証明ですし、クラシックを勝つまでの活躍はどうかとしても、連複の相手としては十分に有り得る1頭だと思います。
【レース映像】
http://jra.jp/JRADB/asx/2007/06/200702060811h.asx
【全周パトロール】
http://jra.jp/JRADB/asx/2007/06/200702060811a.asx
【スプリングS】〜レース後のコメント
http://keiba.radionikkei.jp/news/20070318K19.html
【スプリングS】“飛んで”アップル初重賞!矢の伸び脚見せた
http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200703/ke2007031900.html
強襲アップル皐月へ名乗り/スプリングS
http://www.nikkansports.com/race/p-rc-tp0-20070319-171821.html
シーガル勝負根性出し2着/スプリングS
http://www.nikkansports.com/race/p-rc-tp0-20070319-171822.html
ピーシー3着で権利取り/スプリングS
http://www.nikkansports.com/race/p-rc-tp0-20070319-171824.html