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うまうまライフ 〜umauma_life〜
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2006 . 07     12345678910111213141516171819202122232425262728293031     2006 . 09

POG Contents

■歴代指名馬一覧(1991-2008)
 
■'08 POG指名馬(地元A)
1. ブエナビスタ ♀ 
  ゲート試験合格後も順調。動きは上々だが具体的なデビュー戦は未定。今後さらにピッチを上げていく。
2. ブルーモーリシャス ♂
  10/6に山元トレセンへ移動。
3. ランズエッジ ♀ 
  良化途上のためデビューは慌てない方針。現状5回京都開催が有力も仕上がり具合と相談しながらになる。
4. マナクーラ ♂
  次走は11/1京都・萩Sを予定。今週か来週には栗東トレセンに帰厩予定。
5. ルシルフ ♂
  グリーンウッドに移動済み。
6. セイウンワンダー ♂ 
  10/10栗東トレセンに帰厩予定。次走は11/22東スポ杯2歳Sから12/21朝日杯FSへ向かう予定。
7. アルーリングムーン ♂
  夏場の疲れが出たのか放牧先で蕁麻疹や腹痛を発症。ともに軽症だったため、来週には騎乗運動を再開できる見込み。
8. ワールドカルティエ ♂ 
  10/11東京未勝利2000(芝)に横山典で出走確定。
9. ラヴェリータ ♀
  8/28から放牧。
10. キリエ ♀
  10/1からNF空港牧場へ放牧に。

■'08 POG指名馬(地元B)
1. ローズリパブリック ♂
  9/17栗東トレセン入厩。ゲート試験受験も不合格。
2. ナイトフッド ♂
  坂路ハロン16秒を2本。週2回は14-15秒にペースを上げており、パワーアップが顕著。いつでも入厩出来るよう態勢を整えていく。
3. カルカソンヌ ♂ 
  札幌競馬場から10/9に栗東トレセンへ移動済。4回京都3週目くらいのデビューも視野に。
4. プルシアンオリーブ ♂
  動き自体が上向いてきたことから調教内容もペースアップ。体調管理に十分注意を払い、完璧な状態で次のステップへ進ませたいところ。
5. マイウエイ ♂
  栗東トレセン入厩。
6. ジャッカネイプス ♂
  軽度の屈腱炎を発症した模様。
7. トーセンボンヌマル ♂
  放牧。
8. ネオアレキサンダー ♂
  無理をせずにジックリと仕上げていく方針。
9. ダノンベルベール ♀
  次走は11/16東京・赤松賞を予定。
10. アドマイヤイットウ ♂
  未入厩。
 

 当ブログはPOG PRESIDENT様からの情報転載の正式許可をいただいております。情報の最後に[P]マークがあるものは、POG PRESIDENT様の情報です。この情報に関する無断転載はご遠慮下さい。


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高校時代に友人の誘いで東京競馬場内のソバ屋でバイトを始め、ミスターシービーの鬼のような追い込みを見て競馬に目覚める。POG歴は今年で15年目に突入。一口歴は1頭。現在妻+子供2人。

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    2006/08/30
    ◆ 小倉2歳Sの傾向と対策 ◆

    *表1. 過去5年の小倉2歳S時計比較(いずれも良馬場)
    年度勝ち時計前3F-5F-後3FPCI3勝ち馬
    Ave.3F-上がりPCI通過
    '051.09.133.6-56.7-35.537.733.60-35.537.71-1
    '041.08.233.4-56.3-34.839.833.60-34.641.83-4
    '031.09.332.9-57.2-36.432.832.90-36.430.61-1
    '021.09.833.3-57.0-36.535.133.80-36.036.49-5
    '011.10.633.7-58.1-36.936.334.50-36.139.214-12
    -平均-1.09.433.4-57.1-36.036.333.68-35.737.1-

     開催最終日だけに例年荒れ放題の馬場になる傾向が強く、PCI値からも上がりが非常にかかる消耗戦の様相を呈しています。それだけに単にスピードの絶対値が高いだけでなく、終いもしっかりしている馬を見つけ出すのが的中への大きなポイントになります。

     そういう点から行くと出走予定馬の中で注目されるのは、フェニックス賞を勝ったシルバーストーンが最右翼でしょう。おそらく1番人気になると思われますが、それにふさわしい時計内容だったと思います。

    *表2. シルバーストーン、フェニックス賞勝ち時計比較
    レース名勝ち時計前3F-5F-後3FAve.3F-上がり通過
    ホンコンジョッキーCT(1000万)1.07.532.7-55.3-34.833.60-33.95-4
    フェニックス賞1.08.333.4-56.0-34.933.60-34.73-3
    ホンコンジョッキーCT(500万)1.08.433.3-56.3-35.133.50-34.95-5
    2歳未勝利1.08.933.5-56.5-35.433.60-35.32-2
    2歳新馬1.10.134.0-57.9-36.134.10-36.02-2

     さすがに1000万クラスと比較すると劣りますが、500万クラスは完全に上回る内容。前半のペースを考えれば上がり3Fの時計も優秀です。昨年のフェニックス賞も同タイム(ラップ的にも同等)でしたが、同週の他のレースとの比較では格落ちは否めませんでした。その昨年は2着だったセントルイスガールが2歳Sでも2着、勝ち馬エイシンアモーレは体調を崩しながらも5着に食い込んでいますから、今年はさらにその上があっても不思議ではありません。

     ちなみにこの馬は新馬を勝った時点でも2歳戦レビューで注目した馬。この時も好位差し切りでしたから、能力を安定して発揮できるタイプのようで、昨年のフェニックス賞組2頭より信頼度は高そうです。

     開幕週に勝ったストラテジーも侮れません。勝ち時計自体は驚くほどのものではありませんが、やはり2歳戦レビューで指摘したとおり、今年の開幕週は雨もあり、例年より時計が掛かり気味でした。それでも開幕週の時計としては過去5年で最速の1.08.9。しかしむしろ特筆すべきはその上がりで、前後半の3Fが34.1-34.8と全く落ち込みがありません。

    *表3. 夏の小倉開催開幕週芝1200新馬戦の勝ち時計比較
    年度勝ち馬勝ち時計前3F-5F-後3FAve.3F-上がり通過
    '06ストラテジー1.08.934.1-57.2-34.834.10-34.81-1
    '02ヤマニンカルフール1.09.033.4-56.5-35.633.40-35.61-1
    '05セントルイスガール1.09.132.9-56.4-36.233.10-36.03-2
    '02ホーマンアピール1.09.133.1-56.8-36.033.10-36.01-1
    '03ダイゴバクシンオー1.09.933.9-57.1-36.033.90-36.01-1

     確かに前半のペースが他のレースと比較して遅いわけですが、先にも書いたとおり馬場状態は微妙。その中で前後半のラップ差がわずか0秒7、しかもいずれも34秒台です。デビュー初戦ということを考えれば、かなり優秀なラップバランスと言えるでしょう。後半の落ち込みがないということは、2歳Sでの消耗戦に臨むにあたって非常に心強いデータです。

     またこの馬に魅力を感じる点がもうひとつ。それは終いを伸ばす調教内容で好時計を連発している点です。

    前走小倉ダ68.6 -53.9 -40.4 -11.7脚色一杯5F併せで0.4先着
    060830小倉ダ84.1 -67.2 -52.7 -38.5 -11.4脚色馬なり-
    060824小倉ダ66.1 -52.3 -35.9 -11.6脚色一杯-


     前走時の最終追い切り、今回の1週前追い、そして最終追い切りと、全て最後の1Fを11秒台でまとめています。この調教がレースでの終いの確かさにつながっているのかもしれません。

     もう1頭未勝利勝ち直後ですがニシノマオも一見の価値ありです。

    *表4. ニシノマオ未勝利勝ち時計比較
    レース名勝ち時計前3F-5F-後3FAve.3F-上がり通過
    北九州記念(G3)1.08.032.9-55.7-35.133.10-34.92-1
    西部日刊スポーツ賞(1000万)1.08.333.8-56.3-34.533.80-34.51-1
    2歳未勝利1.08.733.3-56.5-35.433.30-35.41-1
    古馬500万下1.08.734.1-56.9-34.634.10-34.62-1
    九重特別(500万下)1.08.833.7-56.6-35.133.70-35.12-2

     同週の芝1200戦は合計9鞍行われました。最速は古馬G3の北級記念でしたが、ニシノマオの未勝利戦は西部日刊スポーツ賞(1000万下)に次いで3番目の好時計。古馬500万下や3歳未勝利クラスを上回ります。この時期の2歳戦としては文句なくA級の時計でしょう。

     ただこの馬の場合、テンが速かったとは言え(北九州記念に次ぎ2番目)上がりの失速ぶりが若干気になります。馬場の悪化でパフォーマンスを落とすことになると、最後の最後でつかまる危険性があります。良馬場で少しでもスピードを活かせる馬場が理想でしょう。

     芝1000を使ってきた馬の中ではエミネンツァベルタに穴の魅力を感じます。

    *表5. 今夏の小倉芝1000時計比較
    月日馬場勝ち時計前3F-5F-後3FAve.3F-上がり
    060805良0.56.833.6-56.8-34.433.60-34.4
    060715良0.57.134.0-57.1-34.434.35-34.2
    060819不0.57.133.2-57.1-34.833.45-34.8
    060827良0.57.733.7-57.7-35.034.05-35.0
    060812良0.57.834.1-57.8-34.934.35-34.9

     一目瞭然。唯一不良馬場での競馬、ましてそろそろ連続開催の後半に差し掛かろうかという日程を考えれば、勝ち時計、ラップバランスともかなり優秀だと言えるでしょう。

     小倉2歳Sの注目馬はシルバーストーン、ストラテジー、ニシノマオ、エミネンツァベルタの4頭を挙げておきます。



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    2006/08/28
    ◆ クローバー賞回顧/イクスキューズの進む路線 ◆

    *表1. 今年および過去5年のクローバー賞と同日(前後1週)の未勝利戦比較
    年度クローバー賞未勝利時計差
    状勝ち時計上がり前3F-5F-後3F状勝ち時計上がり前3F-5F-後3F
    '06良1.29.335.835.2-59.2-36.1良1.30.536.336.2-60.1-36.4-1.2
    '05良1.29.535.635.4-59.4-36.1良1.33.134.938.5-63.6-35.5-3.6
    '04良1.30.035.636.2-60.4-35.6重1.29.436.435.2-58.8-36.40.6
    '03良1.30.034.736.2-60.5-35.5-----
    '02稍1.31.036.236.1-60.5-36.4良1.31.036.835.5-60.0-37.00.0
    '01良1.30.135.535.6-60.1-36.0良1.30.535.936.4-60.4-36.1-0.4

     今年のクローバー賞は昨年に続きレコード決着となりました。ペース差の不安を指摘した当ブログですが、そんな話をあざ笑うかのようにイクスキューズが快勝。また小柄な馬体を心配した向きにも、何とプラス20キロ(442キロ)とパワーアップした馬体で登場。直線でなかなか前が開かずにヒヤヒヤしましたが、開いてからの伸びは抜群で、ぐうの音も出ない完敗でした(当ブログの指摘が)。

     さて予想記事の中でも書きましたが、このレースは過去5年のうち、前半の流れが速かった上位2鞍で、勝ち馬がその後クラシック戦線に乗る活躍を見せています。それだけに今後を占う意味で、レース回顧はしっかりとやっておきたいところです。上記*表1.はクローバー賞と同日、もしくは前後1週以内の未勝利芝1500の時計を比較したものです('01から'03は折り返しの新馬戦のため、現在のルール同様に未勝利戦扱い)。

     意外に時計差は少ないわけですが、OP特別とは言っても実質は1勝馬がほとんどのレースだけに、それほどの差はつかないのかもしれません。ただそれでも未勝利戦より速い時計で決着した年が先述の活躍馬輩出の年だけに、この時期に速い流れを克服できるのは能力の裏返しと言って良いのかもしれません。また'04などは未勝利戦の方が速い時計での決着でしたが、ラップを見れば一目瞭然なことに、未勝利戦こそが前途洋々たるラップ内容。そしてそれを勝ったのは、やはり後にクラシック戦線に乗ったストーミーカフェでした。

     今年の場合、道中のラップは昨年とほぼ同様。前半が速かった分だけ勝ち時計でも上回った感じですが、未勝利戦よりも時計1つ速い流れで、最終的にその差をさらに広げた内容は優秀だった言って良いでしょう。勝ち馬の上がりは昨年より0.2劣りますが、道中の位置取りや直線外へ出すまでにスムーズさを欠いた点を考慮すれば、こちらも互角の評価を与えて良いはずです。

     ただひとつ気になるのは、事前に指摘したペースの違いに、あまりにも鮮やかに対応してしまったことです。初戦とは馬場の違いがあったとは言え、前半1000M通過で5秒6もあったペース差に苦もなくついていき、かつこれだけ「弾けた」のはむしろ距離の適性が「前走<今回」だったということ、つまり1800よりも1500だったのでは?という疑問が残ります。このことは鞍上も調教師も揃ってレース後に「気性的に距離がどうか」と発言していることからも明白で、血統面からも1200以下がベストの父ボストンハーバーということを考えれば、能力面はともかく、距離的にはマイルが限界と見ます。

     そういった意味ではこのレースでの極上のパフォーマンス、および将来性は認めつつも、今回以上にペースが上がる桜の舞台で同様のパフォーマンスが発揮できるのかは、「やや不安」という評価を下すのが賢明ではないでしょうか。むしろ短距離に照準を定め、その路線に進むならかなりおもしろい存在になりそうな気がします。



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    2006/08/28
    ◆ グレインアート8着敗退 ◆

     期待したグレインアートですが、先行するスピードは見せたものの、直線ではズルズル後退して8着に終わりました。他の先行馬がそこそこの着順に来ていることからすると、この馬の8着というのは不満が残る結果に違いありません。

     ただ当初のデビュー予定から2週スライドしたことも、少なからず影響したように思います。とくにここ2週は、出走可能状態になっていた馬体(調子)を維持するためのおざなり調教だった感も否めませんし、馬体も508キロという数字以上に立派に見えました。ここは「もともと初戦から勝ち負けする馬の少ない厩舎だから」と割り切り、一度使った上積みを見込んで、次走に巻き返しを期待しようと思います。
    8月27日(日)札幌の新馬(芝1500m)戦に藤田騎手54kgで出走、デビュー戦の馬体重は508kgでした。レースは道中2番手マークで直線に向きましたが、最後の伸びを欠いて8着入線、勝ち馬とは1秒5離されて、単勝2番人気に応えることはできませんでした。

    レース後の藤田騎手
    「2番手でハナを走る格好となって、道中は集中力がなくキョロキョロして走っていた。返し馬のときから気にしていたし、函館で調整していて札幌の馬場が初めてなのが影響していたみたいだね」

    戸田調教師
    「期待していただけにこんな結果で申し訳ありません。このあとは美浦に帰って立て直します」



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    2006/08/26
    ◆ 十全きんちゃく茄子が届きました! ◆

      新潟に行った際に『チャンス!夏の新潟2006』キャンペーンで当選した「十全きんちゃく茄子」がきのう届きました。

    十全きんちゃく茄子   十全きんちゃく茄子

     浅漬けの茄子が2個入った袋が全部で8袋、クール便で到着。ころころ丸くてなかなかかわいい茄子です。何かあの楽しかった新潟の思い出が蘇るようです。きのうは飲み会だったためまだ食べていないのですが、今夜はこれをつまみに酒を飲もうと思います。Thank you 新潟!



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    2006/08/26
    ◆ クローバー賞/ラップとデータの検証からはイクスキューズは苦戦!? ◆

     今日札幌で行われる注目の2歳戦クローバー賞に、福島でデビュー戦を圧勝した藤沢和雄厩舎のイクスキューズが出走します。現在のところ1番人気に支持されるているわけですが、前走内容や過去のデータから検証すると意外に危ない人気馬であるような気がします。

    *表1. 過去5年間のクローバー賞時計比較
    年度状勝ち時計Ave.3F-上がり前3F-5F-後3FPCI3勝ち馬通過
    '05良1.29.535.93-35.634.5-58.6-36.146.17-6-4
    '04良1.30.036.27-35.635.3-59.7-35.653.41-1-1
    '03良1.30.036.87-34.735.5-59.6-35.553.08-7-4
    '02稍1.31.036.53-36.235.5-59.5-36.448.47-3-3
    '01良1.30.136.40-35.534.8-59.2-36.048.47-7-8
    [注] 表中「前3F」は最初の100Mは除き、100M-700Mのラップです。

     まず最初に時計面から見てみましょう。過去5年のクローバー賞を見てみると、良馬場に限定した場合、勝ち時計は例年ほぼ同じくらいのところで決着しています。また前半1000M通過が60秒を切っており、これはこの時期の札幌の2歳戦としては、平均より約1秒近く速いものになります。それだけにPCI3値も全体的に低め。上がりが掛かる前傾ラップの傾向にあり、キャリアの浅い若駒にはキツイ競馬と言えるのではないでしょうか。特に今年は例年以上に時計の速い馬場ですからなおさらです。

     それに対してイクスキューズのデビュー戦ですが、以前2歳戦レビューでも書いたとおり、勝ちっぷりの派手さに比べて、時計面(ラップ面)では今ひとつの内容でした。同じ日に行われた3歳上500万下との時計を比較したのが下記*表2.です。ちなみに天候は朝から雨、新馬戦は5R、500万下戦は8Rに施行され、この両レースの間に1時間半の時間差がありました。

    *表2. イクスキューズのデビュー戦
    レース名状時計上がり前3F-5F-後3Fハロンラップ
    新馬重1.54.137.137.7-64.8-37.113.1-11.9-12.7-13.6-13.5-12.2-12.3-11.9-12.9
    500万下重1.51.136.736.1-61.4-37.612.6-11.8-11.7-12.6-12.7-12.1-12.4-12.7-12.5

     後続との差が開いていたということを好意的に解釈すれば、最後の1Fが12.9掛かったことには目をつぶりましょう。それでも前半1000M通過で3秒4も遅い流れだったにも関わらず、上がりでもわずか0秒5しか上回れなかったのは、明らかに500万下レベルとの能力差としか言いようがない気がします。

     ラップからするとクローバー賞では前半1000M通過で、前走より5秒近く速い流れへの対応が求められることになります。重と良の馬場差を考慮したとしても、これだけ急激なペースの違いへの対応は、キャリアわずか1戦の馬にはかなり厳しい要求ではないでしょうか。またデビュー戦で負かした相手は次走以降も大敗続きの馬ばかり。勝ち上がりはわずか1頭のみということを考えると、相手のレベル自体にも問題があった可能性があります。

     またこの馬は前走時の馬体重が422kgと牝馬とは言え小柄なタイプ。札幌コースはご存知の通り洋芝のオーバーシードですから、やはりある程度のパワーも要求されます。下記*表3.は過去5年間の札幌芝コースでの2歳オープンクラス以上の成績、そしてクローバー賞での成績をまとめたものです。

    *表3. 札幌芝コース馬体重別成績
    馬体重2歳OPクラスクローバー賞
    着度数勝率連率複率着度数勝率連率複率
    1着2着3着他計1着2着3着他計
    419kg以下0118100.0%10.0%20.0%000220.0%0.0%0.0%
    420-439kg00022220.0%0.0%0.0%000770.0%0.0%0.0%
    440-459kg23340484.2%10.4%16.7%1215911.1%33.3%44.4%
    460-479kg11119649511.6%23.2%32.6%312162213.6%18.2%27.3%
    480-499kg52738529.6%13.5%26.9%11210147.1%14.3%28.6%
    500kg以上23091414.3%35.7%35.7%010120.0%50.0%50.0%

     新馬戦や未勝利クラスという下級条件ならともかく、勝ち上がってきた馬同士で戦うことになる上位クラスでは、想像以上に小柄な馬の成績は低迷しています。419kg以下で2着したのも距離は1200。スピードだけで押し切れる条件です。小回りコースで器用さが要求される本質的な問題がありながら、500kgを超える大型馬でさえ結果を残しているのは、スピードだけでなくパワーが好走のための重要な要素であることを、端的に表していると言えるのではないでしょうか。

     当ブログとしては、イクスキューズよりも上記条件を満たすフリーダムエアーを狙ってみたいと思います。また予想からは少し離れますが、過去5年のこのレースで前半のペースが最速および2番目だった'05(アドマイヤムーン)と'01(ヤマノブリザード)の優勝馬は、この後札幌2歳Sも快勝、クラシック路線にも乗りました。どの馬が勝つにしても、ラップ面を含めレース後の回顧はしっかりやっておく必要があるでしょう。



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    2006/08/24
    ◆ 【PO馬】ウォーゲームとレッドベリル【悲喜こもごも】 ◆

     蹄の怪我で放牧に出されているウォーゲームですが、どうやら俗に言う「つきあげ」(蹄球炎。蹄の後側の猫の肉球みたいな部分の炎症)のため大事を取っての放牧とのことで、帰厩までそれほど時間は要さないようです。大型馬と言われていますし、大事に至らなくて良かったと思います。

     そんなホッとしたニュースの半面、今週末の未勝利戦で復帰を予定していたレッドベリルが、「左前トウ骨遠位端骨折」を発症してしまったとのこと・・・。調教では相変わらず抜群の動きで巻き返しが期待されたところだけに、まさに「痛い」離脱となってしまいました。

     ドラ1のキングオブブルースも、左前上腕部の腫れに加えて膝部分の外傷と踏んだり蹴ったり(腫れたりぶつけたり?)。どうも流れがよろしくありません。ここはやはり是が非でもグレインアートにはスカッと勝ってもらいたいところです。



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    2006/08/24
    ◆ 今度こそデビュー、グレインアート ◆

    函館競馬場

     今週8月27日(日)札幌の新馬(芝1500m)戦に藤田騎手54kgで出走、デビューを予定しています。同レースはフルゲートの14頭立ては必至ですが、先週除外の優先権があることから、ここは確実に出走できます。藤田騎手がぜひ乗りたいということで、1週スライドとはなりましたが、ここまで大事に乗り込んできたこともあって仕上がりは良好です。きょう23日(水)は函館のウッドチップコースで追い切って、最後まで集中した気合の入った動きを披露しました。

    2006/08/23 助手 函館W 良 67.6 -52.6 -38.7 -12.8 8 強目に追う
    2006/08/20 助手 函館W 稍 44.4 -14.0 8 馬ナリ余力

    (8月23日クラブHPより)
     先週の札幌新馬戦は記事を書いたとたんに除外ということで(笑)、このブログ的にも仕切り直しの1戦となります。調教の時計を見る限りは除外の影響はなさそうですし(むしろ先週より良い?)、あとは相手関係でしょうか。日刊競馬の情報メールによると出走予定は下記の馬たち。
    ○日曜4R (混)芝1500
    アクアレイジア、アップルサイダー、アドマイヤヘッド、エプソムキララ、グレインアート、クレバードラゴン、ケイアイアップヒル、コレクトシチー、セフティーベスト、テイクザホーク、ディーエスボランチ、ドリームサンデー、ハイフェイム、ピュアファイン、ミスティックベル、ミズホプリンス、ミッキーコール、メイショウレガーロ、ラードロランダム
     POGで人気のミスティックベル@藤沢厩舎、アドマイヤヘッド、ハイフェイムなどに加え、スポーツ紙でも取り上げられているメイショウレガーロやドリームサンデーなどなど、なかなか強敵揃いのようですが、ぜひ良い結果を期待したいと思います。



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    2006/08/23
    ◆ 新潟記念の傾向と対策 ◆

    *表1. 過去5年の新潟記念時計比較(良馬場限定)
    項目勝ち時計上がり前3F-前5F-後3F前5F-後5FPCI3
    平均値1.58.233.935.7-59.9-34.359.9-58.357.8
    '052.00.133.337.2-62.2-34.062.2-57.967.0
    '041.57.733.935.0-59.1-34.259.1-58.656.3
    '021.58.034.035.5-59.8-34.659.8-58.256.5
    '011.57.034.435.3-58.8-34.658.8-58.251.5

     昨年は前半5F通過が62.2という超スロー。PCI3値もズバ抜けて高い67.0ですから、典型的な上がりだけの競馬でした。他の年と比較すると異質の流れだったと言えそうですが、今年の出走メンバーを見渡してみると、この1年でハナを切る競馬をしたことがあるのは、タガノマイバッハただ1頭だけ。昨年同様のスローからの上がり勝負になりそうな予感がします。そこで同じくこの1年でマークした上がり3Fの時計を、出走各馬で比較してみましょう。下記*表2.を参照して下さい。

    *表2. 出走各馬過去1年以内の上がり3F上位順(1800〜2200)
    出走各馬過去1年以内の上がり3F上位順(1800〜2200)

     上位20位までに複数回登場しているのはエリモハリアー、スイフトカレント、トリリオンカット、ヤマニンアラバスタの4頭。このうちエリモハリアーは出走回避、トリリオンカットは除外対象ですので、実質的に決めて上位はスイフトカレントとヤマニンアラバスタの2頭と言うことになります。

     とくにスイフトカレントの32.7は究極。このレースは結果3着だったわけですが、掲示板に載った馬たちの道中通過順はそれぞれ「3-3」、「2-2」、「11-11」、「1-1」、「5-5」という完全な前残りの競馬でした。トップハンデだったことも考えれば、まさに負けて強しと言える内容だったでしょう。

     さらにスイフトカレントの優秀なところは、必ずしも上がりが速いだけではない、ということです。Ave.3Fと上がりのバランスに着目して見てみると、先述した決め手上位馬の中で、Ave.3Fで36秒台を刻みながら上がりでも33秒台を同時に使った馬は、スイフトカレントただ1頭です(しかも2度)。また下記*表3.のとおり時計のかかる阪神コース以外では、常に安定して速い上がりを使うことが出来るのがわかります。

    *表3. 過去1年以内のスイフトカレントの1800-2200M戦
    年月日レ−ス名距離着勝ち時計Ave.3F-上がり前3F-5F-後3FPCI
    060730小倉記念20001(R)1.57.835.70-34.534.7-59.0-35.352.4
    051218オリオンS200042.04.738.23-35.538.0-63.10-35.859.4
    051120古都S220022.14.437.73-33.836.8-62.6-34.066.0
    051023TV静岡賞180021.47.136.85-33.436.3-60.9-34.063.8
    05924夕月特別200012.01.737.03-35.337.9-62.9-36.054.8
    050903弥彦特別180011.46.736.55-33.635.7-60.5-34.461.3
    050807信濃川特別200031.59.637.24-32.735.3-59.0-34.869.8

     つまり前半脚を貯めておかないと終い伸びないというタイプではなく、ある程度小出しにしながらでも終いは切れる脚を使えるということです。人気になるのは間違いありませんが、中心はこの馬で行くのが正解の気がします。


     相手を考えた場合、やはりヤマニンアラバスタが最右翼ではありますが、これではあまり配当的妙味がありません。そこで狙ってみたいのがエイシンニーザンです。上記*表2.中では2番目にあたる33.1の上がりを、Ave.3F=36.69でマークしています。この時の走破時計1.58.7は春も含めて今年の新潟開催最速。新潟大賞典(G3)をも上回ります。

    *表4. エイシンニーザンの信濃川特別の時計内容
    レ−ス名勝ち時計上がり前3F-5F-後3F前5F-後5FPCI3
    信濃川特別1.58.733.135.6-59.6-34.659.6-59.159.8
    新潟大賞典1.59.133.936.1-60.1-35.060.1-59.057.1
    新潟記念平均値1.58.233.935.7-59.9-34.359.9-58.357.8

     もともと3歳春には、プリンシパルSを勝ってダービーでも7着に入った馬ですから、実力は十分あるはずです。加えて今回はハンデ戦。昇級初戦のため前走比4キロ減の53キロでの出走になりますから、まだまだ伸び白が期待できそうです。


     このエイシンよりも穴人気しそうなニシノナースコールですが、今年の五頭連峰特別の内容は昨年ほどのインパクトはありません。前半5Fの通過では上回っていたにも関わらず、勝ち時計は格下の500万条件戦に劣ってしまったわけですから、高い評価を下すのは難しいところです。

    *表5. ニシノナースコールの五頭連峰特別と500万下時計比較
    年月日レ−ス名勝ち時計上がり前3F-5F-後3FPCI3
    060819古馬500万下(牝)1.46.233.635.3-59.6-34.558.8
    060806古馬500万下(牝)1.46.533.535.0-60.2-34.262.4
    060730五頭連峰特別1.46.933.834.2-58.4-36.458.8

     また距離も微妙な気がします。確かに秋華賞3着はありますが、距離が伸びるにしたがってパフォーマンスがやや低下しているように見受けられます。

    *表6. ニシノナースコールの距離別パフォーマンス
    年月日レ−ス名距離勝ち時計上がり前3F-5F-後3FPCI3
    050730五頭連峰特別16001.33.832.935.8-60.0-33.862.5
    060730五頭連峰特別18001.46.933.834.2-58.4-36.458.8
    051016秋華賞(GI)20001.59.734.535.6-60.1-35.055.9

     同じ上がり馬と言う観点から狙うなら、断然エイシンが上と当ブログは判断します。スイフトカレントを中心に、エイシンニーザンとヤマニンアラバスタの3頭で勝負したいと思います。



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    2006/08/22
    ◆ 札幌記念回顧 -アドマイヤムーンは古馬GIで通用するのか- ◆

    *表1. 札幌記念過去5年との比較
    年札幌記念参考レース時計差
    勝ち馬時計上がりレース名時計上がり
    '06アドマイヤムーン2.00.333.5知床特別(500万下)2.00.534.3▲0.2
    '05ヘヴンリーロマンス2.01.135.9十勝岳特別(500万下)2.05.537.0▲4.4
    '04ファインモーション2.00.434.9知床特別(500万下)2.03.035.1▲2.6
    '03サクラプレジデント2.00.333.7日高特別(1000万下)2.02.935.1▲2.6
    '02テイエムオーシャン1.59.534.5日高特別(1000万下)2.01.235.1▲1.7
    '01エアエミネム2.00.134.4知床特別(500万下)2.03.635.5▲3.5
    [注]'05十勝岳特別は重馬場施行。ただし札幌記念も良発表ながら直前豪雨あり。

     例年の札幌記念は同日(あるいは前日)に行われている条件戦と比較しても、G2の格が示すだけの時計差を付けていたと言えます。ところが今年の場合その時計差はわずか0秒2という小さなもの。全体的に時計が速く、開催2週を終了した時点ですでにコースレコードが2つも記録されている高速馬場を考えれば、走破時計そのものも平凡という部類でしょう。

     勝ち馬の上がりにしても同じことが言え、33.5という数値