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うまうまライフ 〜umauma_life〜
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POG Contents

■歴代指名馬一覧(1991-2008)
 
■'08 POG指名馬(地元A)
1. ブエナビスタ ♀ 
  ゲート試験合格後も順調。動きは上々だが具体的なデビュー戦は未定。今後さらにピッチを上げていく。
2. ブルーモーリシャス ♂
  10/6に山元トレセンへ移動。
3. ランズエッジ ♀ 
  良化途上のためデビューは慌てない方針。現状5回京都開催が有力も仕上がり具合と相談しながらになる。
4. マナクーラ ♂
  次走は11/1京都・萩Sを予定。今週か来週には栗東トレセンに帰厩予定。
5. ルシルフ ♂
  グリーンウッドに移動済み。
6. セイウンワンダー ♂ 
  10/10栗東トレセンに帰厩予定。次走は11/22東スポ杯2歳Sから12/21朝日杯FSへ向かう予定。
7. アルーリングムーン ♂
  夏場の疲れが出たのか放牧先で蕁麻疹や腹痛を発症。ともに軽症だったため、来週には騎乗運動を再開できる見込み。
8. ワールドカルティエ ♂ 
  10/11東京未勝利2000(芝)に横山典で出走確定。
9. ラヴェリータ ♀
  8/28から放牧。
10. キリエ ♀
  10/1からNF空港牧場へ放牧に。

■'08 POG指名馬(地元B)
1. ローズリパブリック ♂
  9/17栗東トレセン入厩。ゲート試験受験も不合格。
2. ナイトフッド ♂
  坂路ハロン16秒を2本。週2回は14-15秒にペースを上げており、パワーアップが顕著。いつでも入厩出来るよう態勢を整えていく。
3. カルカソンヌ ♂ 
  札幌競馬場から10/9に栗東トレセンへ移動済。4回京都3週目くらいのデビューも視野に。
4. プルシアンオリーブ ♂
  動き自体が上向いてきたことから調教内容もペースアップ。体調管理に十分注意を払い、完璧な状態で次のステップへ進ませたいところ。
5. マイウエイ ♂
  栗東トレセン入厩。
6. ジャッカネイプス ♂
  軽度の屈腱炎を発症した模様。
7. トーセンボンヌマル ♂
  放牧。
8. ネオアレキサンダー ♂
  無理をせずにジックリと仕上げていく方針。
9. ダノンベルベール ♀
  次走は11/16東京・赤松賞を予定。
10. アドマイヤイットウ ♂
  未入厩。
 

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高校時代に友人の誘いで東京競馬場内のソバ屋でバイトを始め、ミスターシービーの鬼のような追い込みを見て競馬に目覚める。POG歴は今年で15年目に突入。一口歴は1頭。現在妻+子供2人。

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    2006/11/30
    ◆ 阪神JFの傾向と対策(3)/阪神コースならマリーゴールド賞組は要チェック ◆

     ステップレース検証第2回目は、重賞ではありませんが、夏の新潟・マリーゴールド賞を見てみたいと思います。

    *表1. 今年の夏の新潟開催2歳芝1400勝ち時計ベスト3
    月日レース名状勝ち馬時計Ave.3F-上り前3F-5F-後3F
    0812ダリア賞稍マイネルレーニア1.22.134.88-35.634.8-58.3-35.6
    0722マリーゴールド賞良ハロースピード1.22.234.95-35.634.0-58.0-36.1
    07232歳未勝利良マイネルレーニア1.22.334.50-36.333.7-58.2-36.3

     今年の夏の新潟開催、2歳芝1400戦は全部で10鞍組まれていました。そのうち1分22秒台で決着したのは、上記*表1.の3鞍のみ(これに続くのは1.23.3)。マイネルレーニアは先日京王杯2歳Sを勝ちましたし、ハロースピードはファンタジーSで1番人気に支持された(結果は3着)わけですから、この3鞍は時計面からも勝ち馬のレベル面からも、他より完全に1枚上のレースだったと判断して良さそうです。

     ダリア賞とマリーゴールド賞の特別2鞍を比較した場合、ダリア賞の方が内容はやや上だったと判断して良いと思います(勝ち時計、ラップ、馬場、脚質等)。ただし両レースの勝ち馬マイネルレーニア、ハロースピードには「牡・牝」の違いがあることを忘れてはなりません。

     この両レースには、マルカハンニバルという牡馬が出走していました。この馬はこの後、デイリー杯2歳S(G2)で3着、萩Sで2着、京都2歳Sで3着など、秋の中央開催に戻っても、オープンクラスで好走している馬です。この馬の両レースでの内容を見てみましょう。

    *表2. ダリア賞、マリーゴールド賞でのマルカハンニバルのレース内容
    レース名着時計Ave.3F-上り通過着差
    ダリア賞21.22.935.25-35.97-80.8
    マリーゴールド賞31.22.935.18-36.07-70.7

     偶然にも走破時計はいずれも1.22.9。「Ave.3F-上り」「通過順」もほぼ同じです。つまりマルカハンニバルは、両方のレースで同じような競馬をしているわけです。その状況下でマイネルレーニア、ハロースピードがこの馬に付けた着差もほぼ同じもの。マルカハンニバルを物差しにして考えれば、ハロースピードは牡馬の重賞ウィナー、マイネルレーニアと互角の競馬内容だったと考えることが出来ます。マイネルレーニア、マルカハンニバルのその後の活躍ぶりを考えれば、ハロースピードが本番のここで好勝負をしても何の不思議もありません。

     前走は出負けや道中の不利などで位置取りが悪くなってしまい、後方からの競馬を強いられました。それに加えてあの高速馬場でしたから、3着敗退は仕方のない面もあります。ファンタジーSの予想の際にも指摘しましたが、本当に速い流れというものを未経験だったというハンデもあり、ペースに戸惑った可能性もあります。

     今回はコース形態も変わり、直線も長くなった阪神競馬場が舞台。あのようなハイラップ連続の競馬にはならないと思われます。前半のペースが落ち着いて、ファンタジーSのような極端な時計勝負にならなければ、こちらにも逆転のチャンスは出てくるのではないでしょうか。

     また2着だったピンクカメオもマルカハンニバルには0.4の差をつけていましたし、次走のくるみ賞では函館2歳S4着の牡馬(マイニングゴールド)に完勝しています。こちらも三連単や三連複のヒモくらいなら、狙っておもしろいかもしれません。

     結論としてマリーゴールド賞組は要チェック。勝ったハロースピードを推奨すると共に、ピンクカメオにも注意を払いたいと思います。

    【JRAホームページ/今週の注目レース】
    http://jra.jp/keiba/thisweek/2006/1203_3/index.html
    【マリーゴールド賞結果】
    http://db.netkeiba.com/race/200604020309/
    【マリーゴールド賞】(新潟)〜レース後のコメント
    http://keiba.radionikkei.jp/news/20060722K46.html



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    2006/11/30
    ◆ オースミダイドウ朝日杯FSへ向けて万全の1週前追い ◆

     来週の朝日杯FSにPO馬オースミダイドウが出走を予定しています。デビュー戦からこれまで手綱を取ってきた武豊騎手が、同日に香港で行われる国際レース騎乗のため乗り替わり。一時は福永騎手の名前も出ましたが、彼もまた同じく香港ということで、結局最終的にペリエ騎手に決まりました。一流騎手から一流騎手への乗り替わりですし、騎乗機会が限定される外国人騎手を代打起用ということで、次走以降再度武豊騎手へ戻すことも問題はなさそう(もちろん乗ってくれればですが)。これで鞍上面の不安なく本番が迎えられます。

     さてダイドウといえば調教駆けすることで知られています。前走デイリー杯2歳Sや2走前の野路菊Sの時も、1週前追いでは古馬顔負けの猛烈な時計を叩き出していました。
    [デイリー杯2歳S1週前追い切り]
    オースミダイドウ、デイリー杯2歳Sへ向けて猛時計!
    [野路菊S1週前追い切り]
    オースミダイドウに大物の予感!?
     そして今回。またまた派手にやってくれました。昨日(11/29)の栗東DWコースの1番時計をマーク。前走時のそれよりは約1秒ほど要していますが、全体的に時計を要する馬場でしたので無問題。むしろ今回は古馬の外に併せて終始外目、5−6馬身追走して3馬身先着でしたから、1週前追いとしては文句のない内容だったといって良いでしょう。

    11/29(水)栗東DW(稍重)助手
    6F 78.8 - 5F 64.1 - 4F 51.0 - 3F 38.6 - 1F 12.9 脚色一杯
    内ビッグタイガー(古1000)一杯を6Fで0秒7追走4F併せで0秒6先着。
    位置9時計優秀A(馬三郎より)

    中尾正調教師
    「時計以上にいい動きだった。能力の高さはもちろんだが、いい勝負根性がある。これが実質的な追い切りで来週は単走でやるつもり。賢い馬なので輸送の心配もないし、このまま無敗を続けたいね」
    (06.11.30 SANSPO.COM 【朝日杯FS】ダイドウ、無敗Vへ死角なし…1週前追い)

    中尾正調教師
    「動きは良かった。時計的にもね。ぜい肉がつかないから調整が楽だし、仕上がっている」
    (06.11.30 スポーツ報知 ダイドウ豪快 古馬を3馬身突き放す…朝日杯1週前)

    *表1. 11/29 栗東DWコース時計上位ベスト5(馬場状態:稍重)
    月日馬名12001000800600200
    1129オースミダイドウ79.364.451.238.612.6
    1129プリティタヤス79.365.351.739.412.8
    1129キンシタイガー79.765.452.239.512.8
    1129ナックルボール80.065.752.539.813.1
    1129ホシシャトル80.264.650.637.512.5
    [注] 上記データは競馬ファンのサイトに掲載されているものですので、馬三郎とは多少誤差があります

     課題とすれば前走時に見せていた強いイレこみでしょう。今回は初めての長距離輸送になりますから、どれだけ落ち着いた状態でレースに臨めるかがカギを握ることになりそうです。それでもこれまでのレース内容から能力の高さは間違いなく、普通に走れば結果はついてくると信じています。

     ちなみに先日の東京スポーツ杯2歳Sで2着したフライングアップルもPO持ち馬。個人的には過去持ち馬が2勝('96マイネルマックス、'04マイネルレコルト)している相性の良いGIですし、2頭出しということで、自身のPO持ち馬が出走しない今週の阪神JFより、気持ち的にはすでに来週へ向かってしまっています(笑)。



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    2006/11/29
    ◆ 阪神JFの傾向と対策(2)/ファンタジーSは古馬重賞と互角の内容 ◆

     ステップレース検証の最初は、1番人気が予想されるアストンマーチャンが勝ったファンタジーSを見てみます。2001年以降の過去5回、このレースから本番へ向かった組の成績は「29=2-0-2-25」。出走頭数では圧倒的に王道路線となっています。

    *表1. 2001年以降のファンタジーS時計比較
    年度状勝ち馬時計上り前3F-5F-後3Fレーティング映/成
    勝R.RR.
    '06良アストンマーチャン1.20.333.634.9-57.2-34.310697.00レース映像
    '05良アルーリングボイス1.21.434.134.7-57.9-35.0104101.25レース映像
    '04良ラインクラフト1.21.634.335.5-58.5-34.610599.00レース映像 レース成績
    '03良スイープトウショウ1.22.634.035.6-59.1-35.1104101.00レース映像 レース成績
    '02良ピースオブワールド1.22.234.535.1-58.6-35.510399.00レース映像 レース成績
    '01良キタサンヒボタン1.22.635.434.5-58.3-36.610299.25-

     今年の勝ち時計1.20.3はレコード決着。この日はひとつ前の同じ芝1400のレース(古馬1600万下・桂川S)で、1.19.4という猛烈な時計が出たような高速馬場だったのは確かです。それでも例年の勝ち時計と比較すると1秒以上も速いわけですから、評価を下げることは不要ではないでしょうか。それを裏付けるデータが下記*表2.です。

    *表2. 秋の京都開催主要重賞レースの時計比較
    レース名時計上り前3F-5F-後3Fハロンラップ映
    スワンS1.20.334.134.5-56.8-34.512.1-10.9-11.5-11.3-11.0-11.7-11.8 レース映像
    ファンタジー1.20.333.634.9-57.2-34.312.5-11.0-11.4-11.1-11.2-11.4-11.7 レース映像
    マイルCS1.20.335.134.0-57.5-35.212.3-10.6-11.1-12.0-11.5-11.6-11.2 レース映像
    [注] 馬場は全て良。マイルCSは最後の1ハロンの時計を除いた1400Mの時計を掲示。

     この秋、京都競馬場で行われた古馬重賞を抽出して、時系列で並べてみました。同距離のスワンS(G2)に加え、マイルCS(GI)も最後の1ハロンを削った形で、参考に掲載しています。馬場状態はいずれも良馬場でした。

     時計的には偶然にも全て同じ。開催週の違いこそあれ、この時期の2歳牝馬と古馬GI・G2クラスとの比較ですから、これだけでもかなりのものだと言えます。しかしさらにすごいのはラップバランス。「前3F-5F-後3F」を見てみると、スワンSの「34.5-56.8-34.5」に対してファンタジーSは「34.9-57.2-34.3」と、ほとんど遜色のない内容を示しています。上りの33.6はむしろ上回っています。マイルCSとの比較でも、距離や馬場状態(発表は良でも小雨模様)が違うので決め付けは出来ませんが、前半のペースを考えれば、1秒弱も上回る時計で最後もまとめてみせたことは、高く評価するに値するのではないでしょうか。

     しかしこれはあくまで勝ち馬(アストンマーチャン)に関した話。「阪神JFの傾向と対策(1)/アストンマーチャンの信頼度は昨年以上」でも触れましたが、このレースはレーティングを見ても明らかにアストンマーチャンだけが飛び抜けた競馬をしました。時計の速い馬場だったことを考えれば、2着イクスキューズ以下の時計はそれほど目立つものではありません。改修後の阪神芝コースの傾向がわかりませんが、時計の速い馬場になってスピード比べのような競馬になった場合、ここで負けた組がアストンマーチャンを逆転できる可能性は、かなり低いのではないかと思います(レースの上り34.3という馬場で、出走馬中最速の33.5で4角最後方から4着に押し上げたハギノルチェーレだけは注意が必要)。

     結論としては前評判どおり、アストンマーチャンの強さは認めないわけにはいきません。加えて穴馬としてハギノルチェーレ。この2頭を推奨しておきます。

    【JRAホームページ/今週の注目レース】
    http://jra.jp/keiba/thisweek/2006/1203_3/index.html

    【レース映像】
    http://jra.jp/datafile/seiseki/replay/2006/108.html
    【パトロールビデオ】
    http://jra.jp/JRADB/asx/2006/08/200606080211p.asx
    【全周パトロール】
    http://jra.jp/JRADB/asx/2006/08/200606080211a.asx

    【ファンタジーS】〜レース後のコメント
    http://keiba.radionikkei.jp/news/20061105K25.html



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    2006/11/29
    ◆ 阪神JFの傾向と対策(1)/アストンマーチャンの信頼度は昨年以上 ◆

     今週は2歳牝馬限定のGI、阪神ジュベナイルフィリーズです。2歳GIに関してはJRAからプレ・レーティングは発表されないので、ここまで行われた2歳重賞から数値を拾い出してみました。

    *表1. 出走予定馬のここまでの獲得レーティング一覧
    馬名ファンタデイリー札幌2歳小倉2歳新潟2歳
    着数値着数値着数値着数値着数値
    アストンマーチャン1.106----1.102--
    イクスキューズ2.96--3.102----
    クラウンプリンセス--4.100----5.94
    ハギノルチェーレ4.93--------
    ハロースピード3.93--------
    マイネルーチェ11-------2.102

    *表2. 今年と昨年の2歳重賞レーティング比較
    月日レース名今年昨年
    勝馬名RR.勝馬名RR.
    1105ファンタジー(G3)アストンマーチャン10697.00アルーリングボイス104101.25
    1014デイリー杯(G2)オースミダイドウ104102.00マルカシェンク105101.75
    0930札幌2歳S(G3)ナムラマース103102.00アドマイヤムーン103100.00
    0903小倉2歳S(G3)アストンマーチャン10293.50アルーリングボイス10198.00
    0903新潟2歳S(G3)ゴールドアグリ103100.00ショウナンタキオン10493.25

     ファンタジーSをレコードで圧勝し、今回もおそらく断然人気になるであろうアストンマーチャンが106でトップ。これを追うのがイクスキューズ、マイネルーチェの102となります。

     アストンマーチャンがファンタジーSで獲得した106は、2着のイクスキューズが96、RR.が97.00だったことからもわかるとおり、1頭だけ突出した数値です。小倉2歳Sで獲得した102も2着のニシノマオが96、RR.が93.50ですから同様。つまりこの馬のここまでの成績は、ライバルたちと比較しても頭ひとつどころか、ふたつくらい飛び抜けた内容となっていることを表しています。

     昨年同じように小倉2歳S、ファンタジーSを連勝してここへ出走、1番人気(14着)に支持されたアルーリングボイスの当時のレーティングより、どちらのレースでもそれぞれ上回っているわけですから、レースのレベルはともかく、勝ち馬同士の比較では今年のアストンマーチャンの方が上。昨年以上に信頼度の高い人気馬と考えることが出来ます。

     ただしレーティングを獲得するには、

    (1)JRAの平地重賞競走(GIトライアル競走を含む)およびNARのダートグレード競走に出走し、
    (2)GI競走については全馬、G2、G3競走については到達順位第5位までに入ること
    http://jra.jp/datafile/ranking/jyusyo/index.html

    が条件となりますから、キャリアの浅い2歳馬のこと、この時期まだ重賞出走経験自体がない馬も多数おり、古馬のレースほど力関係を把握する目安とはいかない部分もあります。ですから現段階でレーティングがないから格下という判断は誤りで、より詳細に各馬の能力比較を行う必要が出てくるわけです。

    【JRAホームページ/今週の注目レース】
    http://jra.jp/keiba/thisweek/2006/1203_3/index.html



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    2006/11/28
    ◆ ジャパンカップダート回顧/次走真価を問われるアロンダイト ◆

     レース史上初めて外国馬の参戦のない中で行われた今年のジャパンカップダート。加えて昨年の覇者カネヒキリや、そのカネヒキリを帝王賞で負かしたアジュディミツオーも不在。さらに前走JBCクラシックを制したタイムパラドックスが直前で故障回避となり、メンバー的にはちょっといいメンバーが揃ったG3?くらいの感じになってしまいました。

     そんな中、勝ったのは3歳馬アロンダイト。今年の6月に4戦目で未勝利を脱して以来、これで5連勝で一気にGIまで制してしまいました。前走同距離の銀蹄Sの勝ち時計が2.13.1でしたから、一挙に4秒6も時計を詰める劇走ぶり。上り馬の勢いをまざまざと見せ付けた感じです。

     その一方でまたもや悲願のGI制覇ならなかった2着シーキングザダイヤは、じつにこれで9回目のGI2着。相手関係から考えても、中央のGIを勝つには最大のチャンスだった気がするだけに、今後は地方交流GIあたりで悲願達成を目指すことになるのでしょうか。

    *表1. 2001年以降のジャパンカップダート時計比較
    年度状勝ち馬勝ち時計上り前3F-5F-後3F勝馬PCIPCI3
    '06良アロンダイト2.08.536.036.3-61.1-36.551.351.0
    '05良カネヒキリR. 2.08.036.235.7-60.0-36.849.048.4
    '04良タイムパラドックス2.08.737.235.7-59.7-37.643.942.5
    '03不フリートストリートダンサー2.09.238.535.7-59.5-38.637.038.7
    '02良イーグルカフェ1.52.238.336.8-61.3-38.640.841.7
    '01良クロフネ2.05.935.836.4-60.6-35.847.748.9

     さて時計を見てみると、東京競馬場の馬場改修後('03以降)としては、昨年カネヒキリが勝った2.08.0に次ぐ2番目の勝ち時計になります。その差は0秒5しかありませんが、内容的には時計差以上に昨年の方が上だったと思われます。

     というのも今開催のダートコースは、各距離で昨年を凌ぐ時計が計時されており(下記*表2.参照)、他にも2歳戦でレコードが2つ記録されるなど、全体的に時計が速い傾向にあるからです。

    *表2. 2003年以降の11月東京ダート距離別勝ち時計ベスト3(1000万クラス以上)
    距離年月日状レース名勝ち時計上り
    1300041121稍1000万下1.17.736.0
    061118良1000万下1.18.237.2
    051119良1000万下1.18.236.4
    1400061119良霜月S(OP)1.22.935.5
    051120良霜月S(OP)1.23.236.4
    041106良ブラジルC(1600)1.23.536.4
    1600061118良白嶺S(1600)1.36.136.3
    031101良武蔵野S(G3)1.36.237.2
    041120重深秋特別(1000)1.36.535.6
    2100051126良JCD(GI)2.08.036.2
    061125良JCD(GI)2.08.536.0
    041128良JCD(GI)2.08.737.2

     今年の勝ち時計は1000M通過時点で1秒1あった差を、最終的には0秒5まで詰めたことになりますが、レースの上がりは0秒3、勝ち馬の上がりもわずか0秒2上回っただけにすぎません。今年はPCI値が示すとおり、例年以上に上がりが出やすい展開でしたから、馬場差と前半のペース差を考慮すれば、最終的な勝ち時計はもっと詰まっていても良かったはず。昨年以上の評価は下しづらい内容でした。

     勝ったアロンダイトには上り馬の勢いと底の知れない魅力がありますが、終始インをキープし続けた鞍上の好騎乗と、直線で前がきれいに開いた幸運(「逃げ馬が内を開けた」と武豊騎手はかなり不満げだったそうですが)があったことは間違いありません。次走で真価が問われることになると思います。

     シーキングザダイヤは誰が乗っても今ひとつ勝ちきれません。今回のレースを見ていて感じたのは、馬自身がかなり淡白な性格をしているということ。直線で勝ち馬がインから抜け出してきた際、馬がそこで伸びるのをやめてしまった感じがありました。好位から正攻法の競馬をするよりも、未勝利やクロッカスSを勝った時のような逃げ戦法や、逆にNZTを勝った時のような一気の追い込みのように、他と馬体をあわせずに勝負をする方が良いのかもしれません。

    2006 ジャパンカップダート確定成績

    【レース映像】
    http://jra.jp/JRADB/asx/2006/05/200605050711h.asx
    【全周パトロールビデオ】
    http://jra.jp/JRADB/asx/2006/05/200605050711a.asx
    【勝利騎手インタビュー】
    http://jra.jp/JRADB/asx/2006/05/200605050711w.asx

    【ジャパンCダート】(東京)〜レース後のコメント
    http://keiba.radionikkei.jp/news/20061125K32.html

    【JCダート】強さ天井知らず!アロンダイトGI初挑戦V!
    http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200611/ke2006112610.html
    アロン5連勝でG1制覇!/JCダート
    http://www.nikkansports.com/race/p-rc-tp0-20061126-121902.html
    ダイヤまたしても…9度目銀/JCダート
    http://www.nikkansports.com/race/p-rc-tp0-20061126-121901.html



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    2006/11/27
    ◆ ジャパンカップ回顧/ディープインパクトの復活劇だけが唯一の見どころ ◆

     ジャパンカップはディープインパクトが1番人気に応え快勝。薬物問題等いろいろありましたが、とりあえずはそれらを払拭する復活劇になったというところでしょう。池江泰郎調教師や武豊騎手の勝利インタビューでも、どこかいつもと違う緊張した表情が目立ち、陣営がいかにプレッシャーのかかる中での戦いを強いられたのかが伺えました。ディープインパクトは引退まで残すところあと1戦。ラストランとなる有馬記念は、近年にない大注目の1戦になる予感がします。

    *表1. 2001年以降のジャパンカップ時計比較
    年度状勝ち馬時計上り前3F-5F-後3FPCI3勝馬PCI
    '06良ディープインパクト2.25.133.537.0-61.1-34.363.165.0
    '05良アルカセットR. 2.22.134.834.7-58.3-36.352.551.3
    '04良ゼンノロブロイ2.24.234.335.9-59.4-34.055.758.0
    '03重タップダンスシチー2.28.737.437.7-61.9-37.446.345.3
    '02良ファルブラヴ2.12.235.636.6-60.9-36.050.149.6
    '01良ジャングルポケット2.23.834.936.3-61.6-35.752.353.3
    [注] 2002年は東京競馬場改修工事のため、中山競馬場で開催。

     勝ち時計うんぬんより、指摘したいのはラップ面です。少頭数だったとは言え、前半3F-5F通過の「37.0-61.1」というのは、古馬最高峰のレースとしてはあまりに遅すぎでしょう。入りから言って「13.1-11.5」と誰も行こうとしない様子が伺えますし、その後も「12.4-12.1-12.0-12.7-12.7-12.4」ですから、残り800Mから11秒台の連発になったところで、このクラスの馬たちなら、特に厳しい流れだったわけではありません(800Mからの1Fも11.9ですし)。

     過去25回のJCの歴史の中で、これより遅いラップが記録されたのは良馬場に限定すれば、'88(37.7-61.9)と'00(38.0-63.0)の2回だけ。この日の6Rに行われた500万条件の平場戦ですら、35.4-60.2で通過しているわけですから、いかに遅いペースだったかがわかると思います。

     これだけ遅いと当然上がりの競馬になるわけで、PCI3値を見てみると63.1とズバ抜けて大きな数字となっています。次位が'91の58.4。東京競馬場良馬場で行われた際の平均値が52.12ですから、今年のPCI3値、とりわけ勝ったディープインパクトの65.0がいかに極端な数字だったかも伺えると思います。

     唯一の救いはこれだけのスローの流れを最後方追走、直線でも大外に持ち出して楽勝したディープインパクトの強さだけだったと言っても過言ではありません。今年のJCはレース内容的には実に淡白。例年と比較すると見所の少ないレースだった気がします。

     それにしてもディープインパクトがこれまで出走した芝良馬場のレースを調べてみると、今回のようなスローペースの上がり勝負がいかに多いかがわかります。

    *表2. ディープインパクトの芝良馬場でのペース別成績
    項目着度数
    123他勝率連率
    前5F -59.0------
    前5F -59.520001.0001.000
    前5F -60.020001.0001.000
    前5F -60.510001.0001.000
    前5F -61.0------
    前5F -61.520001.0001.000
    前5F 61.6-21000.6671.000
     
    項目着度数
    123他勝率連率
    PCI -36------
    PCI -44------
    PCI -52------
    PCI -602100.6671.000
    PCI 61-70001.0001.000

     GIタイトルを6個も獲得し、凱旋門賞にまで駒を進めた馬のわりに、不思議といつもペースは緩く、上がり勝負の競馬ばかりになっているのがお分かりいただけると思います。先行して失速した凱旋門賞の敗戦も考えると、ディープインパクトの代名詞である「飛ぶ」と言われる強烈な末脚は、スローペースで前半脚をためているからこそ発揮できる芸当という可能性も、強ち「ない」とは言い切れないのかもしれません(もちろん他の馬は同じペースでもここまで「飛べる」わけではありませんが)。

     阪神大賞典や宝塚記念で稍重のスタミナ勝負をこなしているとは言え、馬場が悪くてペースが上がらない中で要求される持久力と、良馬場のハイペースで凌ぎあう中で要求される持久力(例えば昨年のJCのような息の入らない流れ)とでは、全くの別物になってきます。それだけに良馬場のハイペースでの競馬を1度見てみたかったのですが、残されたチャンスは次走有馬記念ただ1走のみ。菊花賞のアドマイヤメインや、天皇賞秋のインティライミのような競馬をする馬が出てくれることを期待します(ちなみに私はその理由で、有馬記念ファン投票でインティライミを書きました)。

     さてその有馬記念に向けてですが、海外遠征帰国初戦で馬体重がデビュー以来最軽量となる436キロでしたから、様々な周囲からのプレッシャーの中でいきなり極限のところまで仕上げ切ってしまった印象を受けます。楽な競馬だったので心配はいらないかもしれませんが、反動が出る可能性は十分に考えられるだけに、状態の見極めはかなり重要になってくると思います。

     一方そのディープと明暗を分けたのがハーツクライです。こちらはレース前に「喉なり(=喘鳴症)」を発症していることが発表されましたが、「レースへの影響はない」というコメントでした。しかしながらこのスローペースの中、いかに休養明けとは言っても、通過順「2-3-3-4」上りが自己ワーストの36.4という失速振りは影響がなかったとは到底思えません。陣営とオーナーの間で今後の方針について意見がまとまっていないようですが、こちらとて(現時点で)国内唯一のディープへ土をつけた馬ですし、国際GIも勝った馬という肩書きもあるわけですから、無理をさせず引退・種牡馬入りするのもひとつの選択肢ではないかと思うのですが・・・。好きな馬だけに複雑な心境です。

     3着に入ったウィジャボードですが、道中は終始ディープインパクトの少し前に位置取り、出方を伺うような競馬でした。直線を向いてから一瞬ディープと接触するシーンもありましたが、通った位置(ディープ=外、ウィジャボード=内)を考えれば力負けは否めません。それでも上り33.9はディープインパクトに次いで出走馬中2番目。「最強牝馬」の称号に恥じない競馬だったと思います。

     しかしそれ以上に立派だったのは、2着に入ったドリームパスポートでしょう。今までより前で競馬をするという新味を見せた上で、ディープインパクトに0.3差は褒められて良い内容だったと思います。プレ・レーティングでも昨年101だった馬が、ここを前に113まで伸ばしてきましたし、これで同期のメイショウサムソンに秋になってから3戦連続で先着。成長力も申し分なく、次走予定有馬記念はもちろん、来年のGI戦線の主役を張れる1頭になったと言えるでしょう。

    2006 ジャパンカップ確定成績

    【レース映像】
    http://jra.jp/JRADB/asx/2006/05/200605050810h.asx
    【パトロールビデオ】
    http://jra.jp/JRADB/asx/2006/05/200605050810p.asx
    【全周パトロールビデオ】
    http://jra.jp/JRADB/asx/2006/05/200605050810a.asx
    【勝利騎手インタビュー】
    http://jra.jp/JRADB/asx/2006/05/200605050810w.asx

    【ジャパンC】(東京)〜レース後のコメント
    http://keiba.radionikkei.jp/news/20061126K50.html

    【JC】飛んだ!!やっぱり強かった!ディープ復活V!
    http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200611/ke2006112700.html
    【JC】12万人が見た!ディープ、衝撃の上り33秒5
    http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200611/ke2006112701.html
    【JC】ハーツまさかの10着もオーナーは「有馬に行く」
    http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200611/ke2006112702.html
    武「本当の走りができた」/ジャパンC
    http://www.nikkansports.com/race/horseracing/deepimpact/p-rc-tp0-20061127-122360.html
    池江泰郎師「勇気もらった」/ジャパンC
    http://www.nikkansports.com/race/horseracing/deepimpact/p-rc-tp0-20061127-122362.html
    インパクト単支持率61・2%/ジャパンC
    http://www.nikkansports.com/race/horseracing/deepimpact/p-rc-tp0-20061127-122361.html
    ドリーム2着、岩田が称賛/ジャパンC
    http://www.nikkansports.com/race/p-rc-tp0-20061127-122364.html
    ウィジャ3着「直線長い」/ジャパンC
    http://www.nikkansports.com/race/p-rc-tp0-20061127-122365.html
    バルク直線よれながら4着/ジャパンC
    http://www.nikkansports.com/race/p-rc-tp0-20061127-122366.html
    ハーツ10着惨敗も有馬参戦へ/ジャパンC
    http://www.nikkansports.com/race/p-rc-tp0-20061127-122363.html



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    2006/11/23
    ◆ ジャパンカップダートの傾向と対策(1)/プレ・レーティングは上昇度からこの3頭 ◆

     ジャパンカップダートのプレ・レーティングも見ておきます。今年のJCDはレース史上初の外国馬出走なしという異常事態。ただでさえマンネリ化しつつあるこの路線で、外国馬不在、昨年の覇者カネヒキリ不在、地方最強のアジュディミツオー不在と、国際GIらしくないだけでなく、中央のGIとしても今ひとつ盛り上がりに欠ける気がしてしまいます。

    *表1. ジャパンカップダート出走馬のプレ・レーティング
    馬名性齢騎手プレ・レーティング昨年度
    数値距離JPNJCD着順
    アルファフォーレス牡6藤田伸二103L--
    アロンダイト牡3後藤浩輝----
    ヴァーミリアン牡4C.ルメール110L107I-
    オースミヘネシー牡4武幸四郎----
    クーリンガー牡7和田竜二104I108M-
    サンライズバッカス牡4安藤勝己111I111I5
    ジンクライシス牡5五十嵐冬樹110M102M12
    シーキングザダイヤ牡5武豊114I114I2
    タイムパラドックス牡8岩田康誠114I114I4
    ドンクール牡4北村宏司105M-I105M-
    ハードクリスタル牡6横山典弘110I101I-
    ピットファイター牡7L.デットーリ--107I-
    フィールドルージュ牡4吉田豊102M--
    フサイチパンドラ牝3−110L(T)103(T)-
    フサイチリシャール牡3内田博幸108I(T)112(T)-
    ブルーコンコルド牡6幸英明114M114M-
    マイソールサウンド牡7角田晃一--109E-
    メイショウバトラー牝6佐藤哲三105M--
    ラッキーブレイク牡5柴田善臣101M--
    [注] 背景グレーは出走回避。

     前走JBCクラシックを快勝したタイムパラドックスが、今朝の最終追い切り後に右第4中手骨々折を発症して急遽回避。さらに1頭役者が減ってしまいました。

     一応のレーティング・トップはシーキングザダイヤとブルーコンコルドの114。GI未勝利2着8回のシーキングザダイヤと、勝ち鞍が1600までのブルーコンコルド。おそらく人気はこの2頭が1番人気争いでしょうが、何となく「他にいないから」的な消極的な上位人気のような気がして、ひと波乱あっても不思議ではない気がします。

     伏兵を探ってみると注目したいのは3頭。ジンクライシス、ハードクリスタル、メイショウバトラーです。

     ジンクライシスは道営所属馬ですが、ご存知の通り元中央所属馬。JCDには3年連続の出走となります。3歳で初挑戦した時にいきなり3着に善戦、一躍注目の的となりましたが、思えばここがこの馬の転機だったようで、大きなところを意識するあまり、賞金加算のために無理なレース選択を繰り返して、リズムを崩してしまったような気がします。しかし今年はすでに昨年のJPNランキングの102を大きく上回る110を獲得。3度目の正直に挑みます。

     ハードクリスタルはGI実績こそないものの、ダート長距離ではじつに安定した成績を残しており、ここで獲得したプレ・レーティングは出走馬中3番目の高数値となる110。実績面で見劣るのは否めませんが、相手関係がここ数戦とそれほど変わりがないことを考えれば、上位争いに持ち込んでも何も不思議はありません。

     メイショウバトラーは芝の重賞でも好走歴があり、3・4歳時には秋華賞やエリザベス女王杯でもコンマ数秒差の勝負をしていた実力馬です。脚部不安による長期休養から復帰した今年夏以降はダート路線へ転向。血統的に砂巧者はわかっていましたが、予想以上の強さを発揮してレーティングも105を獲得しました。まだ底を見せていない面もあり、ここでも目が離せません。

     プレ・レーティングの