*表1. コース改修後の日本ダービー時計比較
| 年度 | 勝ち馬 | 状 | 時計 | 上り | 前3F-5F-後3F | PCI3 | 勝馬R | RR. |
| '06 | メイショウサムソン | 稍 | 2.27.9 | 35.1 | 37.4-62.5-35.3 | 58.6 | 117 | 114.75 |
| '05 | ディープインパクト | 良 | 2.23.3 | 33.4 | 35.5-59.9-34.5 | 57.5 | 119 | 110.00 |
| '04 | キングカメハメハ | 良 | 2.23.3 | 35.4 | 34.4-57.6-35.9 | 51.0 | 117 | 112.75 |
| '03 | ネオユニヴァース | 重 | 2.28.5 | 35.3 | 36.4-61.1-36.3 | 56.5 | 117 | 114.50 |
2003年の東京競馬場コース改修以降、良馬場で行われたのは4回のうち半分の2回だけ。その2回ともレース・レコードでの決着となっている反面、馬場が渋太った2年はかなり時計を要する決着となりました。
今年の場合は前日までの雨量にもよりますが、日曜日は晴れ予報ということで、どうやら良馬場で開催されることでしょう。
*表2. コース改修後の日本ダービーのハロンラップ
| 年度 | 状 | 前3F-5F-後3F | ハロンラップ |
| '06 | 稍 | 12.6-11.8-13.0-12.8-12.3-12.7-12.9-12.5-12.0-11.5-11.8-12.0 | 37.4-62.5-35.3 |
| '05 | 良 | 12.5-10.9-12.1-12.1-12.3-12.3-12.3-12.1-12.2-11.9-11.0-11.6 | 35.5-59.9-34.5 |
| '04 | 良 | 12.5-10.6-11.3-11.5-11.7-11.8-12.5-13.0-12.5-11.5-11.7-12.7 | 34.4-57.6-35.9 |
| '03 | 重 | 12.4-11.1-12.9-12.6-12.1-12.6-13.6-12.8-12.1-12.1-11.5-12.7 | 36.4-61.1-36.3 |
'04の場合はちょっと特殊なハイペースだったとしても、良馬場なら前半の1000m通過は60秒を切るくらい。極端に遅いハロンラップが続かないのも特徴的で、13秒台のラップは1回しか出ていません。つまり道中ペースが落ちるところが少ないので、息を入れるタイミングが重要になってきます。その意味では基本的に差し・追い込みのような、後ろから行く馬の方が有利になるかもしれません。
*表3. 日本ダービー・ステップレースの時計比較
| 月日 | レース名 | 状 | 距離 | 時計 | 上り | 前3F-5F-後3F | PCI3 | 勝馬R | RR. |
| 0506 | NHKマイルC | 稍 | 1600 | 1.34.3 | 34.9 | 34.2-58.5-35.8 | 48.2 | 107 | 107.75 |
| 0505 | 京都新聞杯 | 良 | 2200 | 2.13.5 | 34.4 | 35.3-60.5-35.3 | 59.5 | 103 | 101.50 |
| 0505 | プリンシパルS | 良 | 2000 | 1.59.6 | 33.8 | 36.1-60.3-34.6 | 56.6 | 103 | 99.25 |
| 0428 | 青葉賞 | 良 | 2400 | 2.26.3 | 34.4 | 34.9-60.0-35.5 | 57.5 | 105 | 103.00 |
| 0415 | 皐月賞 | 良 | 2000 | 1.59.9 | 35.9 | 35.5-59.4-35.9 | 52.2 | 114 | 112.50 |
| レース名 | 状 | 前3F-5F-後3F | ハロンラップ |
| NHKマイルC | 稍 | 12.1-10.7-11.1-11.7-12.2-11.6-11.7-11.4 | 34.2-58.5-35.8 |
| 京都新聞杯 | 良 | 12.4-10.4-12.5-12.7-12.5-12.9-12.7-12.1-11.3-11.8-12.2 | 35.3-60.5-35.3 |
| プリンシパルS | 良 | 12.7-11.6-11.8-11.5-12.7-12.6-12.1-11.2-11.5-11.9 | 36.1-60.3-34.6 |
| 青葉賞 | 良 | 12.6-10.6-11.7-12.6-12.5-12.4-13.0-13.0-12.4-11.5-11.9-12.1 | 34.9-60.0-35.5 |
| 皐月賞 | 良 | 12.2-11.2-12.1-11.6-12.3-12.3-12.3-11.6-12.0-12.3 | 35.5-59.4-35.9 |
ラップ面で最も厳しい流れだったのはNHKマイルCですが、このレースはズブズブの追い込み決着になった上、トラックバイアスも大きかったですし(上位馬は外枠がほとんど)、何よりマイル戦ということで、今回とは距離が違いすぎます。
では本番と同距離で、毎年好走馬を輩出している青葉賞はどうかというと、道中「13.0-13.0」という遅いラップが2つ。さらに言うとここでペースが落ちたにも関わらず、レースの上りが35.5、「11.5-11.9-12.1」と失速していますから、内容的にそれほど評価できるものではありません。
京都新聞杯も同様に道中のラップを考えれば、上りが「11.3-11.8-12.2」と失速気味なのは不満材料です。
皐月賞は11秒台のラップこそ少ないですが、もっとも落ちたところでハロン12.3。淡々と少し速めのラップを積み重ねて淀みのない流れを演出、後ろから行く馬には仕掛けどころの難しい競馬になりました。これはこれで強い競馬には違いありませんが、上り11秒台のラップ連発が求められるダービーとはちょっと趣が違う感じ。ここから狙うなら、前で粘りこんだ1・2着馬よりも、豪快に追い込んで末の鋭さを見せ付けたフサイチホウオーの方でしょう。
それに対して意外にも内容が良いのがプリンシパルSです。レース創設以来、本番での連対馬は'96のダンスインザダーク(2着)だけですが、今年の時計内容はおそらくレース歴代No.1。前半に11秒台が3F連続、中盤の落ち込みも「12.7-12.6」止まり。それでいながら上りも「11.2-11.5-11.9」なら文句なしでしょう。勝ったゴールデンダリアはこの流れを「7-5-5」で追走、自身上り33.8(出走馬中2番目)をマークしましたから、これも立派です。
ラップ面からの検証では、
フサイチホウオーはもちろん、穴っぽいところで
ゴールデンダリアに注目してみたいと思います。