*表1. 京王杯SC過去5年の時計比較
| 年 | 状 | 時計 | 上り | 前3F-5F-後3F | ハロンラップ | PCI3 | 1000万下 | 本 |
| 状 | 時計 |
| '07 | 良 | R.1.20.0 | 34.0 | 34.1-55.9-34.7 | 12.3-10.9-10.9-11.2-10.6-11.6-12.5 | 47.5 | 良 | 1.21.2 | ? |
| '06 | 稍 | 1.21.8 | 34.6 | 35.2-58.4-34.6 | 12.5-11.1-11.6-12.0-11.2-11.4-12.0 | 54.9 | 稍 | 1.23.3 | - |
| '05 | 良 | R.1.20.3 | 34.6 | 34.1-56.6-34.8 | 12.4-10.7-11.0-11.4-11.1-11.4-12.3 | 46.4 | 良 | 1.21.5 | ○ |
| '04 | 稍 | R.1.20.4 | 33.8 | 33.8-57.0-34.9 | 12.0-10.4-11.4-11.7-11.5-11.4-12.0 | 51.9 | 良 | 1.22.1 | ○ |
| '03 | 良 | R.1.21.0 | 33.6 | 34.9-57.8-34.4 | 12.3-11.2-11.4-11.7-11.2-11.5-11.7 | 53.5 | 稍 | 1.22.8 | - |
[注] 「本」欄に○印は、本番(安田記念)で連対馬を輩出したことを表す。
京王杯SCを検証します。今年の京王杯SCは、従来の時計を0.3更新するレースレコードでの決着でした。「
傾向と対策(2)」でも指摘したとおり、今年の東京芝コースはかなり速い時計が出るようです。
それだけに「レコード」という言葉に単純に飛びつくのは危険なのですが、同週に行われている古馬1000万下戦の時計を比較すると、今年の場合はこれまでのレコードだった2005年の馬場状態と大差がないようです。となれば今年の「レコード」という価値も、そのまま受け取って良いのではないでしょうか。
さてコース改修後の4年間で、このレースを経由した馬が連対したのは2回('04、'05)あります。連対馬が出た年と出なかった年とでは何が違うのでしょうか?
ラップを見れば一目瞭然です。前半のラップの速い2年は連対、それより大きく遅れていた2年は惨敗の図式が、明確に浮かび上がっています。さらに連対馬を輩出した2年は、道中のハロンラップの中に10秒台の数字を見つけることが出来ます。やはり「
傾向と対策(2)」で触れたとおり、本番は過酷なまでの消耗戦になりますから、直近に厳しい流れの競馬を経験してきたことが、本番で有利に働くのではないでしょうか。
となれば今年のレースに関して結論は出ました。文句なく本番でも好勝負できる内容でしょう。前5F通過が断然速い55.9である上に、前半に10秒台のラップが2ハロン連続、合計3回もの10秒台が出ています。ハイペースの経験値ということでは文句のつけようがありません。
さらにもうひとつ心強いデータがあります。過去4回の安田記念の前後半800m(4F)ずつのラップです。
*表2. 2003年以降の安田記念前後半4Fラップタイム
| 年度 | レース名 | 前4F | 後4F | 落差 |
| '06 | 安田記念 | 46.4 | 46.2 | 0.2 |
| '05 | 45.6 | 46.7 | ▲1.1 |
| '04 | 45.6 | 47.0 | ▲1.4 |
| '03 | 46.0 | 46.1 | ▲0.1 |
| 平均 | 45.9 | 46.5 | ▲0.6 |
| '07 | 京王杯SC | 45.3 | 45.9 | ▲0.6 |
1ハロンの違いはあるとは言え、時計、落差ともに安田記念の過去5年の平均をクリアしています。ますます信頼度は高そうな気がします。
時計差0.1の中で大接戦を演じた1〜4着馬は、本番のここでも好勝負が期待できそうです。