今年も地元Aグループのドラフトが終了しました。ルールやメンバー変更を挟みながら、今年で18年目を迎えるこのグループ。中には80年代前半から続けている人もいて、歴戦の兵揃いのグループです。
ルールは変わらず「ドラフト開催時点で馬名登録済」「期間は3歳12/31まで」「海外成績は無効」。合計9人、ひとり10頭持ちです。
1位指名はフォゲッタブル、アドマイヤコブラ、ワールドプレミアがそれぞれ2人ずつ。他はブエナビスタ(私)、テンペスタローザ、ベイドリームが一本釣り。最終的には外れ1位でトゥリオンファーレ、ガンズオブナバロン、トパンガが加わり、栄えある1位指名が出揃いました。
1.ブエナビスタ(父スペシャルウィーク/母ビワハイジ/母父Caerleon/牝/黒鹿)
【厩舎】松田博資 【馬主】サンデーR
自分的POGジンクスの中に「
牝馬1位指名の時は勝てない」と言うのがあるが、それに逆らってでも欲しかったのがこの馬。ディープインパクトの菊花賞であわやの競馬を見せた元PO馬・アドマイヤジャパンの半妹。牝馬のせいもあるのか情報は少なめ、ここ数年より評判も低めだが、最も信頼している情報網である
マツパク担当某現場記者さんの推奨もあり1位で勝負。牝馬クラシックを狙う。
2.ブルーモーリシャス(父シンボリクリスエス/母エメラルドアイル/母父サンデーサイレンス/牡/青鹿)
【厩舎】橋口弘次郎 【馬主】社台レースH
1位が牝馬である以上、2位は牡馬が必須。父シンクリの現時点での評価は微妙なようだが、3歳いっぱいルールのうちの場合、ひと夏越してからの成長力が期待できる分、捨てたもんじゃないと思う。それにスペがそうだったように
2年目産駒で化ける可能性も残しており、今年も懲りずにシンクリ高評価で。
母はハーツクライの全姉。初仔ながら500kg近い馬格があるようで、クラシックの期待を持つには十分ではないか。
3.ランズエッジ(父ダンスインザダーク/母ウインドインハーヘア/母父Alzao/牝/鹿毛)
【厩舎】池江泰郎 【馬主】サンデーR
この血統は初めての指名。
アンチ・ディープとしては毎年無視を決め込んでいたが、今年はこの順位まで残っていたのでさりげなくゲット。体質が弱いとか、父ダンスインザダークはPOG不向きとか色々言われているが、これだけ産駒が結果を残している以上、
母方から受け継ぐポテンシャルは相当高いのだろうと判断。もともとダンスインザダーク好きだし、きっと走ってくれるだろうと思う。
4.マナクーラ(父シンボリクリスエス/母ピンクパピヨン/母父サンデーサイレンス/牡/黒鹿)
【厩舎】池江泰寿 【馬主】金子真人HD
母は元PO馬。重賞でも勝てないまでも好走してくれたし、堅実に賞金を獲得してくれた馬主孝行の馬だった。何より父SSらしい切れとセンスを持っていたのが忘れがたい。この馬はセレクトセールであの
金子真人氏に6千万超で落札された馬。1歳下もやはり父シンクリをつけているだけに、この配合は合っているのだろうと思う。2位ブルーモーリシャスと共にうちの厩舎の牡馬クラシック要因として期待大。
5.ルシルフ(父キングカメハメハ/母ラシルフィード/母父サンデーサイレンス/牡/栗毛)
【厩舎】池江泰郎 【馬主】サンデーR
繁殖牝馬の質を見るとかなり力が入っているのが一目瞭然の新種牡馬キンカメ。
クラブ募集価格5千万、池江パパ厩舎となればこの父期待の1頭であることは間違いだろう。母父SSの効果も加わればクラシック戦線に名乗りを上げてもおかしくない。ちなみに今年の桜花賞馬
レジネッタの近親でもある。
6.セイウンワンダー(父グラスワンダー/母セイウンクノイチ/母父サンデーサイレンス/牡/青毛)
【厩舎】領家政蔵 【馬主】大谷高雄
今年のJRAブリーズアップセールで最高値で落札された馬。例年と比較するとやや安価だったあたりに少し不安があったが、ここまで速攻系の馬を獲っていなかったこともあり指名。当厩舎の先頭バッターとして初日にデビューしたが2着。それでも500kg超とまだ余裕残しだった馬体であの時計、あの内容なら、意外に来年までがんばってくれそうな気がしてきた。
7.アルーリングムーン(父タイキシャトル/母アルーリングアクト/母父End Sweep/牡/鹿毛)
【厩舎】野村彰彦 【馬主】サンデーR
速攻系という意味では実はセイウン以上に欲しかったのがこの馬(というかこれ以外は指名予定はなかった)。血統的に小倉短距離デビューは間違いなかったし、
父シャトルの小倉芝の相性の良さは特筆もの。
狙いはずばり小倉2歳Sというミッション付きの指名。
8.ワールドカルティエ(父ウォーエンブレム/母イサドラ/母父ダンスインザダーク/牡/青毛)
【厩舎】藤沢和雄 【馬主】市川義美
牡馬クラシックを狙えそうな要員がもう少し欲しいところだったので、関東馬ではあったが藤沢和雄厩舎のこの馬を指名。
セレクトセール5千5百万。全兄は人気先行の結果だったが、厩舎も替わり違う面が出ることを期待。ちなみに「特定牝馬にしか興味を示さない」ことで有名な父ウォーエンブレムだが、この馬の
母イサドラとは2年連続交配。好みのタイプらしい。
9.ラヴェリータ(父Unbridled's Song/母Go Classic/母父Gone West/牝/芦毛)
【厩舎】松元茂樹 【馬主】ノースヒルズM
芦毛の牝馬でノースヒルズ&この厩舎と来れば、思い浮かぶのは昨年のオークス馬ローブデコルテ。今年はその全妹もいたようだが、それ以上との評判もあり。
近親にあのCurlinの父SmartStrikeがいる良血でもあり、狙いはまだ獲ったことのない
桜花賞1本で。
10.キリエ(父ブライアンズタイム/母チャペルコンサート/母父サンデーサイレンス/牝/黒鹿)
【厩舎】池江泰郎 【馬主】サンデーR
母はオークス2着のSS産駒。母自身小柄だった上に初仔ということもあって、この馬も
400kgそこそこらしい。それでも不安なところは全くなく元気に調教できているとのこと。小柄で長い距離向きなら
目指せオークスといった感じか。
終わってみると例年複数いる関東馬が今年は1頭のみ。牡牝のバランス的には6:4とやや牝馬比率が高い気もしますが、ブエナビスタやランズエッジなど大きなところを狙えそうな馬と、穴的魅力の大きいラヴェリータ、キリエなら納得のラインアップです。牡馬は字面的な大砲はブルーモーリシャスだけかなという印象を受けますが、母父SS攻撃が爆発してくれることと信じています。