ジャリスコライトが断然人気に応えた京成杯の内容を検証してみましょう。
| 年度 | 馬場 | 勝ち馬 | 時計 | 着差 | 上がり | 前3F-前5F-後3F |
| '06 | 稍 | ジャリスコライト | 2.03.2 | 0.2 | 35.2 | 36.8-62.8-35.7 |
| '05 | 不 | アドマイヤジャパン | 2.07.4 | 0.2 | 36.9 | 38.5-64.2-37.6 |
| '04 | 良 | フォーカルポイント | 1.59.2 | 0.2 | 35.6 | 35.3-58.0-37.1 |
| '03 | 良 | スズカドリーム | 2.01.7 | 0.2 | 35.5 | 37.5-59.4-38.7 |
| '02 | 良 | ヤマニンセラフィム ローマンエンパイア | 2.00.4 | 同着 | 34.8 | 36.6-60.6-35.3 |
| '01 | 良 | ボーンキング | 2.03.2 | 0.1 | 37.4 | 36.9-61.3-38.0 |
| '00 | 良 | マイネルビンテージ | 2.04.0 | 0.0 | 36.6 | 36.8-62.6-36.6 |
| '99 | 良 | オースミブライト | 2.01.5 | 0.3 | 35.8 | 36.9-61.7-36.2 |
| -良平均- | 2.01.67 | 0.13 | 35.95 | 36.67-60.60-36.98 |
重馬場だった9Rの東雲賞(1000万下)が2.01.6だったことを考えると、京成杯の2.03.2は若干物足りません。過去のこのレースの平均勝ち時計(良限定)と比較した場合、今回が時計1つかかる馬場だったとしても約0.3、1馬身半ほどの差があります。ただ時計は相手関係やペースによって左右されますから、単純に「勝ち時計が遅い=低レベル」とも言えない面もあります。2着馬は前走で未勝利を勝ち上がったばかり、3着馬も前走500万下で連を外していた馬です。まして逃げると思われたニシノアンサーがスタートに失敗して行けず、道中13秒台のラップが3回続くようなスローな流れになったことからも、全体の時計が遅くなってしまったのは仕方ないことと考えることも出来ます。
そういった面を考慮して勝ち時計以外の部分に目を向けてみると、なかなか価値のある内容を見出すことが出来ます。その最たるものは自身の上がり時計でしょう。ジャリスコライトの上がりについては朝日杯FSの
検証の際にも触れましたが、ここまで示してきた内容はかなり優秀です。今回の35.2という数字も一見平凡に見えますが、じつは二千になってからのこのレースの出走全馬の上がり時計としては最速です。まして渋った馬場ですからなおさらです。また中山芝二千で走破時計2分03秒台、自身上がり35.2という今回のジャリスコライトと同じ条件で調べてみると、これをクリアするのは1980年以降わずか他に3頭しかいません。今回もジャリスコライトは最大の持ち味である決め手を十二分に発揮し、能力差を見せ付けた勝利だったと言って良いでしょう。
数字面以外でも収穫の多いレースだったのではないでしょうか。前走時に見せていた入れ込み気味の雰囲気も今回はありませんでしたし、距離、馬場ともに全く問題なくこなして見せました。若干重め残りだったとも思えた前走からさらに増えていた(2kg増)にも関わらず、レース内容に進歩を見せて確実に賞金加算出来たことで、一息入れて再始動する春以降に向けてかなりの上積みが期待出来そうです。
【京成杯】藤沢和軍団の不振に断!ジャリスコライト重賞初V
http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200601/ke2006011601.html
【レース映像】JRA Video Interactive
http://www.jra.go.jp/vi/doc/mc_replay/rep_keiseihai_h18.html