昨年の私のPOGドラ1だったエアサバス(SS*アイドリームドアドリーム)が、美浦・藤沢和雄厩舎から栗東・伊藤雄二厩舎へ転厩しました。
もともと「エア」冠号の(株)ラッキーフィールドとの繋がりという点では、藤沢和厩舎より伊藤雄厩舎の方が太かったわけですが、エアサバスと言えばこの年の社台ファーム生産馬の中で一番馬といわれた馬。その馬が伊藤雄厩舎でなく、藤沢和厩舎にいったというのは、ある意味衝撃的な出来事でした。実際デビュー戦の際には、同日の京都でゼンノロブロイが復帰初戦だったにも関わらず、東京競馬場に師自ら居残ったほどの力の入れようでした。しかしその後は今ひとつ伸びきれず、現状は500万下条件に低迷しています。この転厩がサバスにとってプラスと出て飛躍のきっかけとなってくれれば、元POとしてもうれしいことなのですが。
伊藤雄二調教師と言えば、来年2月で定年・引退を迎えます。そうなれば当然管理馬は再度別の厩舎へ転厩しなければなりません。にも関わらずあえてここで伊藤雄二厩舎へ転厩させた意図はどこにあるのでしょうか。好意的に考えれば、これまでお世話になった調教師に対する馬主からの恩返しとして、環境を変えればまだまだ伸びる可能性のある若い素質馬を、貴重な戦力として預けることにした・・・と言うことになるでしょうか。また穿った見方をすれば、馬主サイドが素質馬を活かしきれなかった厩舎に対して痺れを切らした、とも考えられます。
藤沢和厩舎と言えば昨年、10年連続で獲得していた全国リーディングトレーナーの座を瀬戸口勉厩舎に奪われました(それでも関東では1位)。以前このブログでも
指摘したとおり、番頭格だった調教助手の移籍や外国人騎手の絡みなど、やや低迷気運に陥りそうな雰囲気も漂っています。シンボリクリスエスのシンボリ牧場や、ゼンノロブロイの大迫久美子(現)氏等との関係はすでに切れていると噂されていますし、今回の転厩劇の裏に(株)ラッキーフィールドとの確執があったとしたら、今後さらに厳しい戦いを強いられることになるのではないでしょうか。そう言った意味では、今年(少し気が早いですが)どういった馬主の2歳馬が藤沢和厩舎に入ってくるのか、POG戦略の面でも要注意と言えそうです。