共同通信杯は予想どおり、◎
フサイチリシャールと○
アドマイヤムーンの一騎打ちとなり、最後はアドマイヤムーンが半馬身出たところでゴールとなりました。馬券的には◎→○の馬単1点勝負だったので裏目に泣きましたが、予想はほぼパーフェクト。アプローチは正解だったと思います。
*表1. 今年の時計内容と過去5年の比較(東京競馬場良馬場限定)
| 年 | 勝ち時計 | 上がり | 前3F-5F-後3F | 1着PCI | 2着PCI |
| '06 | 1.48.4 | 33.9 | 36.0-61.0-34.8 | 63.1 | 57.2 |
| '05 | 1.47.8 | 35.4 | 35.7-60.0-35.4 | 50.4 | 56.5 |
| '04 | 1.47.4 | 33.3 | 36.1-60.9-34.2 | 65.4 | 59.6 |
| '01 | 1.47.9 | 34.8 | 35.3-60.3-35.1 | 55.0 | 55.0 |
| '00 | 1.49.7 | 34.9 | 36.0-61.0-35.8 | 58.6 | 54.1 |
| '99 | 1.50.2 | 35.6 | 36.8-62.0-35.6 | 54.6 | 58.0 |
今年の勝ち時計1.48.4は、ここ最近ではもっとも遅いもの。通過ラップを比較すると'04に似た感じですが、前半1000通過では0.1しかなかった時計差が、最終的には1.0まで広げられたことから、今年のレースレベルがそれほど高いものではなかったと考えることが出来ます。それだけに直線で失速したフサイチリシャール以外の先行馬や、中団から進めて34秒台後半の脚しか使えなかった5着以下の馬たちは、明らかに重賞レベルの一戦では役不足だったことになり、実力馬にとっては組し易しのメンバー構成だったのではないでしょうか。しかし裏を返せば、この楽な相手関係のおかげで、上位入線馬(特に1〜2着馬)は互いの手の内を探る競馬が出来たわけで、そういった面では非常に有意義だったと言えるでしょう。
○アドマイヤムーンはいつもどおり中団を追走。ショウナンタキオンが早めに動こうとも終始インでじっとしていました。4コーナーを回ってもなかなか前が空かずに一瞬ヒヤリとしましたが、手ごたえはモニターを通してもはっきりわかるほど抜群。追われてからは鋭く伸びました。早めに抜け出すとソラを使うという馬の性格を考慮した仕掛けのタイミングも見事でした。ただこのペースであの手ごたえ。PCI値も63.1と高いにも関わらず自身の上がり33.9ですから、いささか平凡な印象は拭えません。イメージとは異なりますが、良馬場の決め手勝負になると意外に限界があるタイプなのかもしれません。
◎フサイチリシャールは+12kgが示すとおり、春を見据えての八分の出来。加えてあまり分の良くない上がり勝負になった末での敗戦ですから、2着とは言え悲観する必要は全くないでしょう。むしろ直線半ばでいったん沈みかけながら盛り返したのは地力の証明。馬体が絞れればもう少し早めのスパートでも押し切れる馬ですし、そう簡単には差されることもないでしょう。試運転としては上々の滑り出しだったと思います。
3着に入ったマッチレスバローはやや出負け気味のスタート。最後はよく追い上げましたが、先着2頭はまだ余裕のある競馬でしたし、あそこからの3/4馬身は追いつけそうで追いつけない差だった気がします。追われて少し頭の高い面も見られますし、距離的にもマイル前後がベストなのではないでしょうか。このまま即クラシック戦線にも乗れるかと言うと、少し疑問が残ります。
4着ショウナンタキオンは意識的に早めに動く競馬。スローの展開を考えれば当然の騎乗でしたが、最後は失速してマッチレスバローに差されてしまいました。早めに動いたこともあるでしょうが、1〜2着馬とは能力の差もあったような気がします。クラシックを狙う立場としては明らかに一歩も二歩も後退してしまった感じです。
しかしどうでしょうか。今日の1〜2着馬はともにこれくらいの距離(1800〜2000)がベストのように思えてなりません。双方とも折り合いのつく馬ですから、極端に失速するということはないでしょうが、今日のレースを見る限りでは二千の皐月賞はともかく、距離が伸びるダービーとなると、心許ない気がするのですが・・・。皆さんはどのような感想を持たれましたか?
【共同通信杯】ムーンに咲いた春一番!ユタカ今季初重賞V
http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200602/ke2006020601.html
【レース映像】JRA Video Interactive
http://www.jra.go.jp/vi/doc/mc_replay/rep_kyodonewss_h18.html