地元Bグループのドラフトが終了。今年のドラフトもこれで全て終了し、合計20頭のPO馬とともに来年12月31日まで戦っていきます。
指名馬のルールは「ドラフト開催時点で馬名登録済」「ただし地元Aで指名された馬は指名不可」「東西各5頭ずつ」「既走馬指名可」「期間は3歳12/31まで」「海外成績は無効」。合計9人、ひとり10頭持ちです。
1.ローズリパブリック(父クロフネ/母ローズバド/母父サンデーサイレンス/牡/芦毛)
【厩舎】橋口弘次郎 【馬主】サンデーR
今年の牡馬陣の中では断然欲しかった唯1頭。地元Aのドラフト時には間に合わなかっただけに、「第2回の産地馬体検査→馬名登録」がこの地元Bに間に合うかどうか、本当に気をもんだ。しかも間に合ったとしても抽選の恐れもあったわけだし。それが競合無しでスムーズに取れてしまったのだからこりゃラッキー。姉のローザブランカ(現役PO馬)が春終盤に連勝して秋へ期待を膨らませただけに、やはり薔薇一族は走る血統なのだろう。当然クラシックを期待。
2.ナイトフッド(父シンボリクリスエス/母マルカキャンディ/母父サンデーサイレンス/牡/青鹿)
【厩舎】角居勝彦 【馬主】社台レースH
キャリア1戦でクイーンC2着したライムキャンディの半弟。姉は挫石のアクシデントがなければGIでも好勝負していたはずだし、何よりあの強風のクイーンCをキャリア1戦の身で勝ち負けに持ち込んだ能力は相当。父がタニノギムレットからシンボリクリスエスに変わったものの、タイプ的には同じ感じではないかと思う。関係者の評価も高いということだし、やはりクラシックを期待する。
3.カルカソンヌ(父シンボリクリスエス/母オーベルゲイド/母父Kaldoun/牡/芦毛)
【厩舎】松田博資 【馬主】キャロットF
かつてのドラ1、グッドネイバーの半弟。何かが少し足りなかったのか、もうひとつ壁を突き破れなかったのか、正直物足りない感じの競走成績だったけど、ハードな調教量を誇るこの厩舎でビッシリ鍛えられれば、きっと活躍出来るポテンシャルは持っているんじゃないかなぁ・・・と期待する。
4.プルシアンオリーブ(父マンハッタンカフェ/母オリーブクラウン/母父ドクターデヴィアス/牡/青鹿)
【厩舎】松田国英 【馬主】社台RH
兄にPOGでも人気になったブラックオリーブ。父マンハッタンカフェはSS系種牡馬の中では地味な存在だけど、なんか一発大物を出しそうな雰囲気がある。兄たちはスペ、タキオンと脚元の弱い傾向のある父だったが、この馬は頑丈そうな父に代わっただけに、厩舎特有のハードトレで鍛え抜いてもらえば、大化けがあっても良い気がするのだが。
5.マイウエイ(父ジャングルポケット/母アドマイヤベリー/母父ダンスインザダーク/牡/鹿毛)
【厩舎】中尾秀正 【馬主】近藤英子
母は兄にニューベリーやレニングラード、弟にカンパニーがいる良血。母自身の競走成績は未勝利だったけど、調べるとどうやら牡馬の方が走る血統のよう。左回りの長い直線が向きそうなタイプだし、一発狙いにはちょうど良い。ただし父ジャンポケに母父ダンスインザダーク。不器用この上なさそう。
6.ジャッカネイプス(父アグネスタキオン/母ジャッキースタイル/母父Cozzene/牡/黒鹿)
【厩舎】堀宣行 【馬主】サンデーR
ルール上すでに関西馬5頭を指名したので、これ以降は関東馬限定の指名になる。最先鋒は当該週デビューで評判になっていたこの馬。マイラーという感じでもないし、関東馬の中では上位の馬かなと。デビュー戦は上がり32.6という脚を使いながら、レースの上がり33.1ではどうにもならず。おまけに疲労が抜けきらずに秋まで休養とは・・・。何してるんだか、福永は。
7.トーセンボンヌマル(父ネオユニヴァース/母アルゼンチンスター/母父Candy Stripes/牡/栗毛)
【厩舎】大久保洋吉 【馬主】島川隆哉
セレクトセール7,140万の高馬。何か評判の良かったネオユニ産駒だし、厩舎もここなら上々でしょうと。あまり関東馬は真剣に検討しなかったため、ジャッカネイプスと同じレースに出るとは知らなかったし、その上気性難まで抱えているとは・・・。とりあえずひとつ勝ってくれればOK。
8.ネオアレキサンダー(父アグネスタキオン/母ピンクリップス/母父エンドスウィープ/牡/栗毛)
【厩舎】堀宣行 【馬主】小林仁幸
地元Aでも指名したマナクーラとは「いとこ」関係にあたる。いかにもスピードと切れを持っていそうな血統だし、セレクトセールでも4,830万円で取引された馬。人気は皆無だったが、意外にやれるんじゃないかという淡い期待大。穴馬。
9.ダノンベルベール(父アグネスタキオン/母ミスベルベール/母父Bering/牝/栗毛)
【厩舎】国枝栄 【馬主】ダノックス
すでに新馬勝ちを果たしていた馬。福島千二で4角13番手から差し切った決め手は強烈。そこそこ話題になっていただけに、「あれ?まだ残ってるの?」という感じだった。相手関係が軽かったのかなぁとか、展開が向いたのかなぁという危惧もあるけど、とりあえず残っていた関東馬の中では可能性を秘めた馬だと思う。
10.アドマイヤイットウ(父フレンチデピュティ/母ロココスタイル/母父サンデーサイレンス/牡/鹿毛)
【厩舎】二ノ宮敬 【馬主】近藤利一
このドラフト当日は風邪を引いて体調は最悪でした。正直に言います。この馬、ココナッツパンチの下と勘違いしていました(母ロココスタイルと、ココパシオンを間違えた)。それでも一応セレクトセールで4,410万円の馬だし、フレンチデピュティ産駒(ましてBMSがSS)がほしかったことを考えれば、まぁあきらめもつきます。
このグループの大きなポイントは「関東・関西5頭ずつ」「既走馬指名可」の2点にあります。
以前は関東、関西の有力どころ(人気どころ)をいかにバランス良く取るかを気にしていましたが、考えてみればポイント面で差があるわけではないですし、全10頭指名した中から走る馬が出れば良いだけの話。最近は関西の有力馬をまず確保してから、関東馬は正直数合わせでもいいか・・・くらいの考え方で作戦を組み立てています。
また既走馬ということで考えると、これまでで一番大きかったのはマイネルレコルト。ドラフト直近の福島あたりでデビューしていると、割と軽視されてしまう傾向があるようです(早熟?みたいな)。今年のダノンベルベールに関してはレースレベルに疑問が残るのは確かですが、見た目のインパクトは強烈でしたし、GIとはいかないまでもそこそこは活躍を期待できるのではないかと思います。
また今年の指名馬のうち牝馬は1頭だけ。これは地元Aで獲得したブエナビスタ、ランズエッジの2頭に牝馬クラシックの期待を全面的に賭けているからで、そういう意味では総合的に良いバランスになったと思います。